AG2Rシトロエン チーム詳細
アージェードゥーゼール・シトロエン チームAG2R Citroën Team
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- AG2R LA MONDIALE(保険・年金共済組合)、Citroën(自動車メーカー)
- チーム
Webサイト - ag2rcitroenteam.com/
- @AG2RCITROENTEAM
- ag2rcitroenteam
- AG2R CITROËN Team
- チームリスト
(UCI公式サイト) - https://www.uci.org/road/teams/
使用バイク:BMC TEAM MACHINE SLR01/BMC TIME MACHINE ROAD 01
BMC TEAMMACHINE SLR01 and TMR01
BMC TEAM MACHINE SLR01/BMC TIME MACHINE ROAD 01
BMC・チームマシンSLR01/BMC・タイムマシンロード01
●チームマシンSLR01
完成車価格/ 219万4500円(デュラエースDi2搭載)
●タイムマシンロード01
完成車価格/ 119万3500円(スラム・ライバルeタップ搭載)
※現在は情報が異なる場合がございます。
※掲載価格はプロチームが使うモデルと同等もしくは近似グレードのものです。
2022年:11勝、UCIランキング15位
今季から4つに増えたフランス籍ワールドチームの中では、1992年設立と最も歴史が古い。現アスタナGMのアレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン)や元ダウンアンダー勝者ミケル・アスタルロワ(スペイン)、後のモニュメント2勝サイモン・ゲランス(オーストラリア)は同チームでプロデビューを果たし、現在も日本で活躍中フランシスコ・マンセボ(スペイン)にとっては、キャリア最後のトッププロカテゴリーチーム。さらに一昨季にシトロエンがスポンサーに加わって以降、フランスで最も予算の多いチームとなった。
フランスチームとしては珍しく、古くから外国人リーダーを積極起用してきたのは、伝統的にグランツール総合表彰台入りを目標に掲げてきたからでもある。創立20年目の2011年、ついにジョン・ガドレのジロ総合3位(繰り上げ)で、念願達成。その3年後にはジャン=クリストフ・ペローがツール総合2位に、さらにはロマン・バルデが2016年・2017年の2年連続で表彰台乗り。2年前にはベン・オコナーが総合4位と、あと一歩の健闘を見せた。
一方で昨シーズンまでの創設31年間で、いまだかつてモニュメント制覇には手が届かない。そもそも表彰台自体6回しか登ったことがなく、2018年までの20年間は完全なる空白。ただし2017年のオリヴェル・ナーセン加入→2019年サンレモ2位、2021年グレッグ・ファンアーヴェルマート加入→2021年ツール・デ・フランドル3位と、近年の大幅なテコ入れは着実に効果を表しつつある。ブノワ・コスヌフロワも昨季はアムステル2位、GPケベック優勝と、クラシックハンターとして成長中。
今季はクラシックとグランツールの両方を果敢に攻める。特にこの春はナーセン+ファンアーヴェルマート+コスヌフロワの3トップ制で、ミラノ〜サンレモとツール・デ・フランドルに自信を見せる。ジロは「次代」の総合エース、オレリアン・パレパントルで総合トップ10入を狙い、昨ツールは2度の落車で途中棄権を余儀なくされたオコナーが、この夏は改めてツール総合表彰台を獲りに行く。
text:宮本あさか