EFエデュケーション・イージーポスト チーム詳細

UCI World Team
アメリカ

EFエデュケーション・イージーポストEF Education – EasyPost

EFエデュケーション・イージーポスト
INTRODUCTION
スポンサー
EF Education First(語学学校・留学エージェント)、EasyPost(ソフトウェア開発)
チーム
Webサイト
https://www.efprocycling.com/
Twitter
@EFprocycling
Instagram
efprocycling
チームリスト
(UCI公式サイト)
https://www.uci.org/road/teams/

使用バイク:CANNONDALE SUPER SIX EVO Hi-MOD Disc

CANNONDALE SUPER SIX EVO Hi-MOD Disc

キャノンデール・スーパーシックスエボハイモッドディスク

●Framesets: Cannondale SuperSix EVO / SystemSix / SuperSlice (TT)
●Drivetrain: Shimano Dura-Ace Di2
●Wheels: Vision Metron
●Components: FSA/Vision K-Force / Metron 5D, 6D
●Pedals: Speedplay
●Power meter: Power2Max NG Road Cannondale
●Tyres: Vittoria Corsa / Corsa Speed
●Other: Prologo saddles, FSA chainrings, Tacx bottle cages, Wahoo computers

●スーパーシックス エボ ハイモッド ディスク
価格:126万5000円(デュラエースDi2搭載完成車)

昨シーズン末の5選手引退を含め、全体で3分の1をがらりと入れ替えた。ただしセルヒオ・イギータが立ち去った以外、エース級の顔ぶれにはほぼ変化なし。在籍6年目のヒュー・カーシーと、7年目のリゴベルト・ウランが、今年もグランツール総合争いを率いる。また3年前にチームに初フランドルタイトルをもたらしたアルベルト・ベッティオルを筆頭に、ピンクジャージがすっかり板についたマグナス・コルトやミケル・ヴァルグレンが、クラシックで主導権を与えられる。2014年末にタイラー・ファーラーを放出して以来、「ピュア」スプリンターにはあまり縁がない。

★2022年の目標

アメリカチームにとっては決して簡単な2年ではなかった。ツアー・オブ・カリフォルニアの消滅、さらには夏の北米レースがコロナ禍で全キャンセル。欧州基盤のチームと違い、出場レース数はどうしても少なくなってしまった。だからこそワールドツアー大会に、最高の戦力を投入し、集中して戦った。シーズン16勝のうち、ワールドツアー勝利は11。これはワールドチーム全体6位の数字だった。2022年もやはり、まずは区間勝利ハントに精を出す。ビッグクラシックタイトルと、グランツール総合表彰台も不変の目標だ。

★グランツール

総合優勝候補とはもはや呼べないが、34歳ウランの高い安定感はお墨付き。2016年以来出走したグランツール6大会は、すべて総合トップ10内で終えている。また昨季のカーシーは、2020年ブエルタ総合3勝の衝撃こそ繰り返せなかったものの、ジロ総合8位と高い総合力を再証明。今年は前者はツールで、後者はジロで、総合上位を狙う。また頼もしい山岳アシストの補強も心強い。ジロはエスデバン・チャベスが、ツールはマーク・パデュンが、新たに補佐役に加わる。

★クラシック

元フランドル覇者ベッティオル、元アムステル勝者ヴァルグレン、そしてキャリア22勝中ワンデーは1勝のみ……というコルトの、3つの柱でクラシックへと立ち向かう。特にアムステルとリエージュは3選手が集結。ちなみにチームは5大モニュメント中、サンレモ以外の4つをすでに射止めている。

★その他

2007年に「スリップストリーム」としてプロ登録して以来、たとえメインスポンサー自体は変わらなくとも、チーム名は細かく変化し続けてきた。シーズン半ばの変更も3度あり、同じ名前で走ったのは最長2年半(ガーミン・シャープ)。今季も新たに名前を入れ替えた。ただEF自体はチームオーナーであり、イージーポスト社とは3年契約を結んだため、今回のチーム名は今後3年間は不動の予定なんだとか。昨季サブスポンサーとしてチーム名に名を連ねたNIPPOは、スポンサーであることに変わりはなく、直接下部組織にEFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチームと名を冠している。

text:宮本あさか

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