AG2Rシトロエン チーム詳細
AG2RシトロエンAG2R Citroën Team
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- AG2R LA MONDIALE(保険・年金共済組合)、Citroën(自動車メーカー)
- チーム
Webサイト - www.ag2rcitroenteam.com/
- @AG2RCITROENTEAM
- ag2rcitroenteam
- チームリスト
(UCI公式サイト) - https://www.uci.org/road/teams/
使用バイク:BMC TEAM MACHINE SLR01/TIMEMACHINE ROAD 01
BMC TEAM MACHINE SLR01/TIMEMACHINE ROAD 01
BMC TEAM MACHINE SLR01/TIMEMACHINE ROAD 01
BMC・チームマシーンSLR01/タイムマシーンロード01
●チームマシーンSLR01 MODフレームセット(チームカラー)
価格:73万7000円
●タイムマシーンロード01(チームカラー)2022年秋発売予定
フランス最古のワールドチームが、創設30周年を迎えた。伝統的にステージレース総合に力を入れ、特に過去10年でツール表彰台3回を含むグランツール総合10位以内に10回食い込んだ。ただし数年前からクラシックに徐々に目標をシフトし、チーム史初のモニュメント獲りにも意欲を燃やす。ちなみに3大ツール総合も5大モニュメントのいずれも勝利したことがない。これは全18チームあるUCIワールドチームの中でも、現チーム以外は、歴史の浅いイスラエルとアンテルマルシェを含めて3チームだけ。
★2022年の目標
昨シーズンは仏チームでは唯一、3大ツールで1つずつ区間勝利を獲得。また世界ランキング8位は、仏国内では首位。今季はもっとレースを勝ち、ランキングも上昇したい。勝利数の最低ラインは15。20勝できればパーフェクト。
★グランツール
今年に限っては具体的な数値目標は立てない。昨ツール総合4位ベン・オコーナー、昨ブエルタ区間勝利クレマン・シャンプッサン、オールラウンダーオレリアン・パレパントルの3人を、自由に走らせる。シャンプッサンはジロで、オコナーとパレパントルはツールで力試し。基本的にピュアスプリンター不足のため、区間勝利は登坂力、パンチ力、逃げ頼みう。2019年ブエルタ、2021年ジロで山岳賞を持ち帰ったジョフレ・ブシャールが、この夏は果たしてマイヨ・ア・ポワを狙うかどうかも見もの。
★クラシック
データ上ではあらゆる地形で勝てる選手を揃える。2017年ルーベ覇者グレッグ・ファンアーヴェルマートは新たなタイトルを追い求め、昨季オーバーワーク症候群で苦しんだオリヴェル・ナーセンは、待望のモニュメント勝利で復活を祝いたい。両者がサンレモからルーベまでに全力を注ぐのだとしたら、起伏系はボブ・ユンゲルスとブノワ・コスヌフロワにエース役が託される。かつてリエージュを制した前者は、2度の脚手術を経てついに復調し、昨秋初のクラシックタイトル獲得でいよいよ脂の乗る後者は、2年前フレーシュ・ワロンヌ2位以上のセンセーションを巻き起こしてくれるはず。
★その他
2021年から自動車メーカーのシトロエンがスポンサーに加わったおかげで、仏ではナンバーワンの潤沢な予算を誇る。だからこそ2020年末にロマン・バルデという仏国内のスターを失った後、どうやらジュリアン・アラフィリップとジョアン・アルメイダに触手を伸ばしたらしい。結局のところ、今季はプロ新入生3人を含む4人が加入したのみで、大型補強は行われなかった。この夏にビッグネーム加入の一報が入るのかもしれない。
text:宮本あさか
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