ルリーロ福岡

ルリーロ福岡は、2022年春に福岡県うきは市で誕生した地域密着型のラグビークラブだ。母体企業を持たず、選手はそれぞれ異なる地元企業に勤務しながらチームとして活動するという新たなスタイルの運営法が特徴となっている。チーム愛称の「ルリーロ（LeRIRO）」は、チームのモチーフであるカワセミの羽色の「瑠璃色」と、フランス語で「笑い」を意味する「Le Rire」を合わせた造語だ。

2024-25シーズンよりリーグワンに参入し、初年度はディビジョン3で3勝12敗の最下位という結果に終わったが、多様なバックグラウンドを持つ選手たちが力を合わせて懸命に挑み続ける姿は、リーグワンのあり方に一石を投じるものだった。試行錯誤を続ける中で情熱を絶やさず、6か月にわたるシーズンをしっかりと戦い抜いたことは、チームとして貴重な経験になったはずだ。

参入2季目となる2025-26シーズンも、70名近いスコッドで一丸となってディビジョン3の戦いに挑む。戦力面では前コベルコ神戸スティーラーズのSH小畑健太郎が加わったほか、同じ福岡県を本拠とする九州電力キューデンヴォルテクスからLO江里口真弘、ベテランのFB荒牧佑輔も加入。豊富な経験とハイレベルなパフォーマンスでクラブに新たなエナジーを吹き込んでいる。前年度の収穫と課題を踏まえ、チームとしてどんな進歩を見せるか注目だ。

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