プリモシュ・ログリッチ
RED BULL - BORA - HANSGROHE
プリモシュ・ログリッチPrimo ROGLIČ
PROFILE
- チーム
- レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ
- 生年月日
- 1989年10月29日
- 身長/体重
- 177cm/65kg
- 国籍
- スロベニア
- Strava
- Primoz Roglic
- X
- @rogla
- primozroglic
- Primož Roglič
- Archive
- 2023・2022・2021・2020・2019
- 【Past results】
- ジロ・デ・イタリア:2019年総合3位、区間通算3勝、2023年個人総合優勝
- ツール・ド・フランス:2018年総合4位、2020年総合2位、区間通算3勝
- ブエルタ・ア・エスパーニャ:2019年総合優勝&ポイント賞、2020年総合優勝&ポイント賞、2021年総合優勝、区間通算10勝、2022年個人総合3位、区間通算12勝
- 2015年:ツアー・オブ・スロベニア総合優勝、ツール・ド・アゼルバイジャン総合優勝
- 2016年:国内選手権個人タイムトライアル優勝
- 2017年:ヴォルタ・アン・アルガルヴェ総合優勝、ツール・ド・ロマンディ総合3位、世界選手権個人タイムトライアル2位
- 2018年:イツリア・バスク・カントリー総合優勝&ポイント賞、ツール・ド・ロマンディ総合優勝、ツアー・オブ・スロベニア総合優勝
- 2019年:UAEツアー総合優勝、ティレーノ〜アドリアティコ総合優勝、ツール・ド・ロマンディ総合優勝&ポイント賞、ジロ・デッレミリア優勝、トレ・ヴァッリ・ヴァレジーネ優勝
- 2020年:国内選手権ロードレース優勝、ツール・ド・ラン総合優勝&ポイント賞、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ優勝
- 2021年:パリ〜ニース ポイント賞、イツリア・バスクカントリー総合優勝&ポイント賞&山岳賞、東京オリンピック個人タイムトライアル金メダル、ジロ・デッレミリア優勝、ミラノ〜トリノ優勝、ラ・フレーシュ・ワロンヌ2位、イル・ロンバルディア4位
- 2022年:パリ〜ニース総合優勝、クリテリウム・デュ・ドーフィネ総合優勝、イツリア・バスク・カントリー総合8位
- 2023年:ティレーノ~アドリアティコ個人総合優勝&区間3勝、ボルタ・ア・カタルーニャ個人総合優勝&区間2勝、ブエルタ・ア・ブルゴス個人総合優勝&区間3勝、ジロ・デル・エミリア優勝、イル・ロンバルディア3位
最終日前日、第20ステージの個人タイムトライアルでゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ)を逆転し、初のジロ・デ・イタリア個人総合優勝。ツール・ド・フランスは連覇のかかっていたヨナス・ヴィンゲゴーに譲り、相性抜群のブエルタ・ア・エスパーニャでグランツール2冠を目指すはずだった。
しかし、ヴィンゲゴー、セップ・クスとのトリプルエース体制を組んだところで綺麗に物事が収まるわけがなかった。クスが手に入れたマイヨ・ロホをライバルチームから守るどころか、あわやチーム内で奪い合いになる寸前に。結局、チームオーダーにしたがってクスに主役を譲り、自身は個人総合3位。完全にチームにいる意味を見出せなくなってしまった。
自身を見出し、育ててくれたユンボ・ヴィスマ(現ヴィスマ・リースアバイク)に恩義はあるけれど、それではとどまらないほどに、目指すべきものは高いところにある。とにかくツールを勝ちたい。「あのブエルタで勝っていたとしても、移籍を選んでいたと思う」。前チームには違約金を払い、新たな環境にボーラ・ハンスグローエを選んだ。
新チーム初陣は、パリ~ニースを予定。レムコ・エヴェネプール(スーダル・クイックステップ)との対戦が見込まれている。そして、ツールではヴィンゲゴー、レムコ、さらにはタデイ・ポガチャル(UAEチームエミレーツ)とも戦うことになる。
勝った時にポディウムで見せるテレマークポーズは、ジャンプ競技の選手だったことに由来する。ジュニア時代には世界選手権の団体戦で優勝を経験。大けがを負い、リハビリでマウンテンバイクに跨ったことが自転車競技に転向するきっかけとなった。
text:福光俊介