グルパマ・エフデジ チーム詳細
グルパマ・エフデジGROUPAMA - FDJ
- スポンサー
- GROUPAMA(相互保険会社)、FDJ(宝くじ公社)
- チーム
Webサイト - http://www.equipecycliste-groupama-fdj.fr/
- @GroupamaFDJ
- equipegroupamafdj
- チームリスト
(UCI公式サイト) - https://www.uci.org/road/teams/
1997年に仏宝くじ公社の協賛で誕生し、2018年からグルパマが冠スポンサーに就任したチームにとって、2021年は方向転換の年となる。ツール・ド・フランス総合リーダーとして大切に育ててきたティボー・ピノの、マイヨ・ジョーヌ挑戦は一旦お休み。不運続きで心も身体も打撃を受けたクライマーは、重圧の少ない隣国のジロで、もう一度グランツールレーサーとして仕切り直しだ。
一方でピノのせいで過去2年間ツールを迂回させられたアルノー・デマールと、ツールで過去3年ピノの山岳補佐役を務めたダヴィ・ゴデュに、2021年はツールで輝くチャンスが与えられる。シーズン再開後にワールとチーム選手として最多の14勝を叩き出し、ジロではポイント賞ジャージを獲得した前者は、ようやく十分なトレイン要員を引き連れてフランス一周へ挑むことができる。また昨ブエルタでついに開花し、山頂フィニッシュ2勝の後者は、アルデンヌ3戦でもリーダーに指名された。
ゼネラルマネージャーのマディオが愛するルーベ(アマチュアで1勝、プロで2勝、監督として1勝)も、チームにとって極めて大切な目標だ。昨欧州選手権で個人タイムトライアル王者に輝いたシュテファン・キュングが、デマールと共にエースを張る。すでにチームと2024年まで契約更新したヴァランタン・マデュアスは、昨パリ〜トゥールの砂利道4位を受けて、白い道ストラーデビアンケ&石畳激坂フランドルに挑む。
もちろん過去10年で7勝のフランス選手権は絶対的使命。一昨季に誕生した育成コンチネンタルチームと合同でトリコロールジャージを獲りに行く様子は、ただただ壮観だ。この下部組織からは、昨季の3人に続き、今年も順調に2人がワールドチームに昇格している。
text:宮本あさか