dsmフィルメニッヒ・ポストNL チーム詳細
dsmフィルメニッヒ・ポストNLTeam dsm-firmenich PostNL
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- DSM(化学企業)、フィルメニッヒ(香料メーカー/DSM子会社)、ポストNL(郵便、小包、および電子商取引)
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Webサイト - teamdsmfirmenich-postnl.com/
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(UCI公式サイト) - https://www.uci.org/road/teams/
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- 2023・2022・2021・2020・2019
自転車大国オランダを拠点とするプロチームはヴィスマ・リースアバイクとこのdsmフィルメニッヒ・ポストNLがあるが、スラムをメインパーツとして使用するのが前者、シマノを愛用するのが後者。もともとシマノ・メモリーコープとして発足しただけにシマノとのコラボは普遍。それというのもシマノのヨーロッパ法人はオランダに本社があり、博物館の収蔵品なども密接な関係が揺るぎないものだからだ。
チームエースはロマン・バルデ(フランス)。2012年にアージェードゥーゼールラモンディアル(現デカトロン・アージェードゥーゼールラモンディアル)でプロデビューし、2016年にツール・ド・フランス総合2位、2017年同3位、2019年に山岳王。2021年にこのオランダチームに移籍したが、いよいよ集大成の時を迎えつつある。2024リエージュ〜バストーニュ〜リエージュでは2位。ジロ・デ・イタリアでも区間上位に満足な表情でフィニッシュした。
チームキャプテンは35歳のジョン・デゲンコルプ(ドイツ)。石畳のレースを愛し、2015年にパリ〜ルーべ、2018年にその区間が採用されたツール・ド・フランスでステージ優勝した。すでに自らの勝利よりもチームメートのチャンスメークや育成に熱心で、ツール・ド・フランスにも出場予定。
新戦力は山岳スペシャリストのワレン・バルギル(フランス)とスプリンターのファビオ・ヤコブセン(オランダ)。バルギルは生まれ育ったアルケア・サムシックを旅立ち、同年代のバルデと一緒になって相乗効果を発揮する選択をした。2017ツール・ド・フランス山岳王でもある。ヤコブセンはスーダル・クイックステップが総合優勝争いにシフトしたため、新天地を求めて移籍してきた。
2024年のナショナル選手権はエミルス・リエピンシュがラトビアチャンピオンに。
text:山口和幸