チームDSM チーム詳細

UCI World Team
オランダ

チームDSMTeam DSM

チームDSM
INTRODUCTION
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DSM(化学企業)
チーム
Webサイト
www.team-dsm.com/
Twitter
@TeamDSM
Instagram
teamdsm_
チームリスト
(UCI公式サイト)
https://www.uci.org/road/teams/

使用バイク:SCOTT ADDICT RC

SCOTT ADDICT RC

スコット・アディクトRC

●Framesets: Scott Addict RC / Foil RC / Plasma 5 (TT)
●Drivetrain: Shimano Dura-Ace Di2
●Wheels: Shimano Dura-Ace
●Components: Syncros handlebars and stems
●Pedals: Shimano Dura-Ace
●Power meter: Shimano Dura-Ace
●Tyres: Vittoria
●Other: PRO saddles, Elite bottle cages, Wahoo computers

●アディクトRC プロ
価格:129万8000円(デュラエースDi2搭載完成車)

オランダと日本の共同プロジェクトとして2005年に誕生し、別府史之や土井雪広が所属したこともある。日本との関係は2012年末に終了すると、2015年以降は当時のスポンサーに倣ってドイツ籍に変更。かつてはマルセル・キッテルとジョン・デゲンコルプを名スプリンターへと育て、さらにはトム・デュムランをグランツール総合覇者へと押し上げた。そして今季、改めてチーム国籍をオランダへと戻し、チームにとっては何度目かの再スタート。そもそもほぼ毎年が「ワールドツアー平均年齢最年少」のチーム編成だから、未知の可能性を秘めた若者たち共に、新たな冒険に旅立つのには慣れている。2022年も例外ではない。プロ1年生を5人加入させ、チーム平均年齢は24.6歳と、全18のワールドチームではぶっちぎりの若いチームに仕上がっている。

★2022年の目標

昨季前半は壊滅的。シーズン初勝利をようやく3月に上げた後、2勝目は、なんと7月31日まで待たされた。そこからのわずか1ヶ月で7勝を荒稼ぎしたとは言え、同じ状況を繰り返したくはない。まずは早めの1勝目を、そして早めの2勝目、3勝目を心がける。同時に、若手に対しては、決して焦らない。「長期的な視野」で、グランツールやステージレースで輝ける選手を育てていく方針だ。

★グランツール

2年前ツールではマルク・ヒルシが連日フレッシュな攻撃力を発揮し、ジロでは総合2位にジャイ・ヒンドレーが飛び込んだ。昨ブエルタではストーラーが凄まじい山の脚を披露。一躍有名選手へと躍り出た彼らはことごとく他へ引き抜かれてしまったが……いまだ我々の知らない才能が、またしても3週間のレースで突如開花してしまうのかもしれない。一方で移籍初年度の昨季は「自由に」走ったロマン・バルデが、今季は改めて総合狙いを宣言。2年ぶりに母国のツールへと帰還する。

★クラシック

チーム史上最も威厳のあるタイトル、つまりミラノ〜サンレモとパリ〜ルーベをもたらしてくれたデゲンコルプを、6年ぶりに取り戻した。ただ33歳ベテランに期待されるのは、あくまで「キャプテン役」。パリ〜トゥールの2人の王者、セーアン・クラーウアナスンやカスパー・ピーダスン、またU23ルーベを制したニルス・エーコフとを、春クラシック前半戦勝利に導くことが使命だ。

★その他

契約途中解消が相次いでいる。古くはキッテルが、契約を1年残し、チームを後にした。デュムランは2021年末までだった契約を、2019年末で切り上げた。同じく2021年末まで契約していたマイケル・マシューズは、2020年末に旅立った。ヒルシはシーズン開幕直後の2021年1月6日に契約を打ち切って、ちょっとした騒ぎになったし、昨11月には、イラン・ヴァンウィルデルがあと1か月待ちきれずに飛び出した。そしティシュ・てべノートもまた、1年早めに、チームと訣別した。理由は様々に囁かれているが、デゲンコルプのように戻ってくる選手や、ニキアス・アルントのように在籍10年目を迎えた選手がいるのもまた事実なのだ。

text:宮本あさか

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