アスタナ・プレミアテック チーム詳細
UCI World Team
アスタナ・プレミアテックASTANA - PREMIER TECH
INTRODUCTION
- スポンサー
- ASTANA(国営企業による複合企業体)、PREMIER TECH(農業・園芸関連企業)
- チーム
Webサイト - http://astanaproteam.kz/
- @AstanaPremTech
- astanapremiertech
- チームリスト
(UCI公式サイト) - https://www.uci.org/road/teams/
2006年6月、カザフの英雄アレクサンドル・ヴィノクロフを救うため緊急で立ち上げられたチームに、創立16年目にして初めて、「アスタナ」以外のスポンサー名が入った。すでに2017年からチームに出資を続けてきたカナダ籍「プレミアテック」が、昨年末にチームの経営権の半分を取得。新たな第2スポンサーに就任し、カナダ自転車界の発展のために長期的な視野で出資を続けていく。将来的には経営権100%取得の野望も抱くようだ。
ただ現時点ではカナダ人選手は、昨季までの1人から、わずか2人に増えたに過ぎない(カナダ人監督が1人新規加入)。一方でカザフスタン選手は最大勢力の9人。昨ツールで区間を制し、UCIアジアツアー個人ランキング3年連続首位のアレクセイ・ルツェンコが、今年も祖国の威光をあまねく知らしめていく。
創設以来グランツール総合7勝を誇る強豪軍団内内では、今年もヤコブ・フルサンが、ツールの総合エースに指名された。ただしドーフィネ総合2勝の実力派ステージレーサーは、過去2年モニュメント(2019年リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ、2020年イル・ロンバルディア)も射止めた強豪ワンデーレーサーでもある。リオ五輪銀メダリストとして、東京五輪行きも熱望する。
またジロ&ブエルタ総合表彰台ミゲルアンヘル・ロペスが離脱した代わりに、昨ブエルタ11位でグランツールライダーとしての実力を証明したアレクサンドル・ウラソフが、ジロで総合リーダーを任される。ヴィノクロフの「ジロはもしかしたら勝てるかも」との期待に、果たして応えられるか。短期のアップダウンステージレースでは、いつもどおり頼れるイザギレ兄弟が成績請負人だ。
text:宮本あさか