チームバイクエクスチェンジ・ジェイコ　チーム詳細

UCI World Team

チームバイクエクスチェンジ・ジェイコTeam BikeExchange Jayco

INTRODUCTION

スポンサー: BikeExchange（オンラインショップ）、Jayco（レクリエーション車メーカー）
チーム Webサイト: http://www.greenedgecycling.com/
Twitter: @GreenEDGEteam
Instagram: greenedgecycling
チームリスト (UCI公式サイト): https://www.uci.org/road/teams/

使用バイク：GIANT TCR ADVANCED SL 0 DISC

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GIANT TCR ADVANCED SL 0 DISC

ジャイアント・TCRアドヴァンスドSL0ディスク

●Framesets: Giant TCR Advanced SL Disc / Propel Advanced Disc / Trinity
Advanced Pro (TT)
●Drivetrain: Shimano Dura-Ace Di2
●Wheels: Cadex 36, 42, 65
●Components: Cadex bars and stems
●Pedals: Shimano Dura-Ace
●Power meter: Shimano Dura-Ace
●Tyres: Cadex
●Other: Cadex saddles, Giant bottle cages, Giant computers

●TCRアドヴァンスドSL0ディスク
価格：159万5000円（デュラエースDi2搭載完成車）

史上初のオーストラリア籍ワールドチームにとって、誕生10周年であり、変革の年。ジャージデザインを大胆に変え、使用バイクもジャイアントに乗り換えた。また昨季のアダム・イエーツ離脱に続き、今シーズンは、チームに初めてのグランツール総合表彰台（2016年ジロ）もたらした山岳巧者エスデバン・チャベスに別れを告げた。代わりに1年前はマイケル・マシューズが、今年は新たにスプリンターのディラン・フルーネウェーヘンがやって来た。自ずとチームの比重は、グランツール総合から、平地やクラシックへと移行する。そもそも創設直後は凄まじい平地系巧者集団だったのだ。原点復帰と言えるかもしれない。

★2022年の目標

創設から2019年までの8年間、年間平均勝利数は32。コロナ禍でシーズンが中断された2020年さえ、16勝を上げた。ところが昨季、たったの9勝にとどまった。だからこそ最大の目標は勝利数の増加。中でも新加入フルーネウェーフェンには両手以上の、昨季勝利ゼロのマシューズには片手ほどの勝利が期待される。

★グランツール

いまだ2018年ジロでの「忘れ物」を取り戻せていないサイモン・イェーツは、5年連続でイタリア一周へ乗り込む。また毎年のように年間2つのグランツールで総合エースを務めてきたが（2020年を除く）、2022年はどうなるか分からない。なにしろツールはフルーネウェーフェンとマシューズを中心に、区間ハンターたちに主役の座が与えられる予定なのだ。そしてブエルタの人選は、ずばりジロとツールの成り行き次第となる。

★クラシック

創設1年目のモニュメント1戦目でサンレモを制し、創設5年目の終わりには、早くもフランドル以外の全モニュメントタイトルを射止めた。ところが以降の5年間、モニュメントどころか、主要クラシック勝利からも遠ざかっている。マシューズに課せられる責任は大きい。

★その他

2年連続スポンサー探しが失敗に終わったのは、絶対に譲れない理由があったから。2020年6月にはスペインのマヌエラ基金と合意にいたるも、わずか1週間でチーム側から契約を撤回。また昨季は元アスタナ・現イスラエルのスポンサー、プレミアテックと交渉を続けたが、やはりチーム側が納得できず10月半ばに決裂。いずれもチームを「買収」される恐れがあったせいだと言われている。オーストラリア唯一のワールドチームとして、アイデンティティを守り通さねばならない。結局は創設時からの出資者ライアンが、変わらずチームを金銭的に支えている。

text：宮本あさか

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