サイモン・イェーツ

サイモン・イェーツSimon Philip YATES

PROFILE

チーム: チームバイクエクスチェンジ・ジェイコ
生年月日: 1992年8月7日
身長/体重: 172cm／58kg
国籍: イギリス
Strava: Simon Yates
Twitter: @SimonYatess
Instagram: simonyatess

【Past results】
ジロ・デ・イタリア：2021年総合3位、区間通算4勝
ツール・ド・フランス：2017年総合7位＆ヤングライダー賞、区間通算2勝
ブエルタ・ア・エスパーニャ：2018年総合優勝＆複合賞、区間通算3勝
2015年：クリテリウム・デュ・ドーフィネ総合5位＆ヤングライダー賞
2016年：プルエバ・ビリャフランカ・デ・オルディシア優勝
2017年：パリ〜ニース区間優勝、GPミゲル・インドゥライン優勝、ツール・ド・ロマンディ総合2位
2018年：パリ〜ニース総合2位、ツール・ド・ポローニュ総合2位、ボルタ・ア・カタルーニャ総合4位
2019年：ブエルタ・ア・アンダルシア山岳賞、パリ〜ニース区間優勝
2020年：ティレーノ〜アドリアティコ総合優勝、ツール・ド・ポローニュ総合3位
2021年：ツアー・オブ・ジ・アルプス総合優勝、ツアー・オブ・クロアチア総合4位
2022年：パリ〜ニース総合2位

あれから毎年、ジロに、忘れ物を探しに行っている。しかし2018年大会の、閉幕2日前に失ったマリア・ローザを、いまだ手元に取り戻すことが出来ずにいる。

この5月も懲りずにイタリア一周に挑戦する。昨大会の表彰台3位から、さらに2つ順位を上げるために、今季はできる限り最高の準備を積んだ。「最高の冬」が過ごせたし、新しい自転車や新しいチームメートたちに手応えも得ている。イネオスに行ってしまった双子のアダムの不在を、いまだに大きく感じるそうだが、個人タイムトライアル能力の向上には確かな自信を抱く。

元ポイントレース世界王者にとって、「小さい頃からずっと夢見てきた」のはむしろ五輪金メダルだった。喘息薬の届け出ミスによる4か月の出場停止が響き、リオ行きは叶わなかったし、昨ツール中の落車を引きずり、東京では17位に甘んじた。果たして2024年パリ五輪には、どんな立場で乗り込むのか。それまでには、せめてピンク色のジャージを取り戻していたい。

text：宮本あさか