トレック・セガフレード チーム詳細
トレック・セガフレードTREK - SEGAFREDO
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- TREK(自転車メーカー)、Segafredo ZANETTI(飲食店チェーン)
- チーム
Webサイト - http://www.treksegafredo.com/
- @TrekSegafredo
- treksegafredo
- チームリスト
(UCI公式サイト) - https://www.uci.org/road/teams/
2011年に創設され、2014年にトレックの直接運営に移行したアメリカチームの、今季に向けた補強活動は極めて控えめだった。離脱3人(うち引退2人)で、新加入もわずか4人。
なにより過去5年で3人のベテラングランツール覇者(2016年ライダー・ヘシェダル35歳、2017年アルベルト・コンタドール34歳、2020年ヴィンチェンツォ・ニバリ35歳)と1人のベテランGCライダー(2019年リッチー・ポート33歳)を獲得し、チームの平均年齢も最高29.4歳まで上がったものだが(過去7年でワールドツアー最年長)、今年はぐっと下がって26.8歳。2019年ジュニア世界選手権のロード覇者クイン・シモンズ(昨季加入)&TT覇者アントニオ・ティベリの19歳コンビのおかげもあり、創設以来最も若く、ワールドツアーでも4番目にフレッシュな集団へと生まれ変わった。
いわゆるベテラン組の1人で、昨季はダウンアンダー総合優勝&ツール総合3位で見事な成績を残したポートは、昨季限りでチームを離れた。第2スポンサー、セガフレードの切なる願いで昨季合流したニバリは、ジロ総合7位と、期待通りの成績は出せなかった。今季、誇り高きシチリアの鮫は、ジロとツールの連戦へと向かう。
ニバリ3度目のジロ制覇のために、チームはバウケ・モレマとジュリオ・チッコーネという最強の護衛役を用意した。2019年ロンバルディア覇者モレマは、クラシックで個人の野望を追う。また2019年ジロ山岳賞チッコーネは、秋のブエルタでいよいよ総合争いに挑戦だ。
またカンチェ時代から続くチームの伝統、北クラシックも重要な目標のひとつ。昨季はジャスパー・ストゥイヴェンがヘットニュースブラットを、前世界王者マッズ・ピーダスンンがヘント〜ウェヴェルヘムを勝ち取った。今年は石畳モニュメント獲りにも野心を燃やす。
text:宮本あさか