ボーラ・ハンスグローエ チーム詳細
ボーラ・ハンスグローエBORA - HANSGROHE
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- BORA(システムキッチンメーカー)、HANSGROHE(水栓金具メーカー)
- チーム
Webサイト - https://www.bora-hansgrohe.com/en
- @BORAhansgrohe
- borahansgrohe
- チームリスト
(UCI公式サイト) - https://www.uci.org/road/teams/
2010年にドイツの小さなコンチネンタルチームとして生まれ、2017年に「ペーター・サガンのチーム」として大々的にワールドツアー入り。世界チャンピオンジャージもマイヨ・ヴェールも、さらにはモニュメントも、すべてはサガンがもたらしてきた。しかし少しずつ「サガン頼み」の体制から脱却を進め、どうやら今年は本格的に体制が移行する。同時にチーム本国のドイツ人リーダーたちが、さらに存在感を強めていく。
チームが掲げる野心は2つ。その1つ目がモニュメントタイトルだ。たとえばミラノ・サンレモでは、表彰台経験2回のサガンと共に、初出場パスカル・アッカーマン(ドイツ人)が責任を分け合う。またルーベ&フランドルは、過去はいずれも優勝経験のあるサガンが絶対的エースを務めてきたが、新加入で元ルーベ2位ニルス・ポリッツ(ドイツ人)が、この春は対等の立場につく。リエージュでリーダーに立つのは、表彰台経験者にして昨パリ〜ニース総合覇者のマキシミリアン・シャフマン(ドイツ人)。
チームのもう1つの目標が、チーム史上初めてのグランツール総合表彰台。これは2019年ツール総合4位のエマヌエル・ブッフマン(ドイツ人)が、ジロにて全力投球。サガンも出場予定だが、許されるアシストはおそらくマチェイ・ボドナール1人のみ。
昨ツールでは残念ながら8枚目のマイヨ・ヴェールを持ち帰れなかったサガンだが、2021年はもちろん再チャレンジに向かう。ただ過去4大会なら絶対にありえなかった「ピュアスプリンターとの同居」、つまりアッカーマンとの共同戦線を強いられる。また新加入オランダ人ウィルコ・ケルデルマンを中心に、レナード・ケムナ(ドイツ人)やパトリック・コンラッドを擁し、やはりチームの目は総合表彰台へと向いている。
text:宮本あさか