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UCI World Team
オーストリア

チーム バイクエクスチェンジTEAM BIKEEXCHANGE

チーム バイクエクスチェンジ
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昨6月に新スポンサーを発表したと思ったら、わずか6日後にいきなり白紙に戻すなど、新しいシーズンに向けた体制づくりは少々難航した。しかしオーストラリア唯一のワールドチームは、1月1日に晴れて新チーム名を発表。2015年からチームに出資を始め、2016年にはタイトルスポンサーも務めた「バイクエクスチェンジ」が、新たなメインスポンサーに就任した。

変わったのはチーム名だけではない。2012年創設以来チームの屋台骨を支えてきたミヒャエル・アルバジーニ(引退)とダリル・インピーが去り、長年チームエースの1人を務めてきたアダム・イェーツもまた、双子のサイモンを置いて新天地へ旅立った。

つまり今季は2018年ブエルタ覇者サイモン・イェーツが、チームの唯一絶対のグランツールリーダーとして責任を追う。しかもジロとツールを転戦予定だ。ちなみに2016年にジロとブエルタで表彰台乗りしたエスデバン・チャベスはジロ行きを希望。昨ジロ2位ジェイ・ヒンドレーと同じ24歳で、2017年U23版ジロで揃って表彰台に上がった将来有望のルーカス・ハミルトンは、プロ入り4年目でついにツール初出場が叶いそう。

再びクラシック強豪としての顔を取り戻すことも、チームの大きな目標のひとつ。創設初年度にいきなりミラノ〜サンレモを獲り、わずか5年で4つのモニュメントをコレクションしたが、この4年間は1つもクラシックを勝っていない。この大切な使命は、5年ぶりに古巣復帰したマイケル・マシューズに課される。春はサンレモからリエージュまで(ルーベを除く)、夏はブルターニュからカナダまで、あらゆる地形で勝てるワンデー強者には、人生2度目のマイヨ・ヴェール獲りも期待されている。

text:宮本あさか

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