エフゲニー・フェドロフ

エフゲニー・フェドロフYevgeniy FEDOROV

PROFILE

チーム: アスタナ・カザクスタンチーム
生年月日: 2000年2月16日
身長/体重: 193cm／80kg
国籍: カザフスタン
Strava
Twitter
Instagram: fedorov_evgeniy__
Facebook
Archive: 2023

【Past results】
2020年：ツアー・オブ・ルワンダ区間優勝、ツール・ド・ランカウイ総合2位
2021年：国内選手権ロードレース優勝、国内選手権個人タイムトライアル2位
2022年：世界選手権U-23ロードレース＆チームタイムトライアル＆個人タイムトライアル優勝

ジュニア時代にはロード・TTで国内選手権を制し、2018年ユース五輪では現チームメートのグレブ・ブルセンスキーと組んだ複合団体ロードレースで金メダル。2019年のU23アジア選手権個人TT優勝。2021年のカザフ・チャンピオン（ロード）でもあった大型新人は、プロ入り2年目の昨年、2つの印象的な勝利を挙げた。まずなんといっても、9月のロード世界選。このカテゴリで出場できる最後のチャンスをものにして、U23ロード世界王者のタイトルを手に入れた。英語を話せないフェドロフのためにヴィノクロフが勝者インタビューの通訳をかって出る場面もあった。同じカザフ出身のアレクセイ・ルツェンコの勝利からちょうど10年後の快挙である。

もう一つはシーズン前半、3月のアジア選手権。U23カテゴリを2019年に制している個人TTでは、24kmコースで唯一平均50km/h台のスピードを叩き出して金メダルを獲得した。（※国別チームTTでも優勝）

エスポワール時代にルーベやフランドルを走る機会はなかったが、昨年同様に、今年もフランドル・クラシック、セミクラシックで経験を積んだ。初挑戦では途中リタイアだったルーベを完走し、フレーシュ・ワロンヌにも初出場した。ちなみに、シーズン最終盤に開催されたU23版のイル・ロンバルディアは2位に入賞している。193cm、80kgの体格を生かし、クラシック・ライダーとしても今後の成長が期待される。

昨年のブエルタ・ア・エスパーニャに初出場に続いて、今年はツール・デビューが予定されている。目標はエリート・カテゴリのレースで初勝利を挙げることだ。

text：寺尾真紀