アレクセイ・ルツェンコ
Astana Qazaqstan Team
アレクセイ・ルツェンコAlexey LUTSENKO
PROFILE
- チーム
- アスタナ・カザクスタン チーム
- 生年月日
- 1992年9月7日
- 身長/体重
- 174cm/74kg
- 国籍
- カザフスタン
- Strava
- Alexey Lutsenko
- @AlexeyLutsenko3
- lutsenko_alexey
- Alexey Lutcenko
- 【Past results】
- ツール・ド・フランス:2021年総合7位、2022年総合8位、区間1勝
- ブエルタ・ア・エスパーニャ:区間1勝
- 2014年:アジア自転車競技選手権大会チームタイムトライアル優勝、ツアー・オブ・デンマーク ポイント賞、ツアー・オブ・アルマトイ優勝
- 2015年:ツール・ド・スイス区間優勝、国内選手権個人タイムトライアル優勝、ツアー・オブ・アルマトイ優勝
- 2016年:パリ〜ニース区間優勝、デ・パンネ3日間 総合3位、ツアー・オブ・アルマトイ優勝、ツアー・オブ・ハイナン総合優勝
- 2017年:アジア自転車競技選手権大会チームタイムトライアル優勝、ドワーズ・ドール・フラーンデレン3位
- 2018年:ツアー・オブ・オマーン総合優勝、国内選手権ロードレース優勝、ツアー・オブ・オーストリア区間優勝、アジア競技大会ロードレース&個人タイムトライアル優勝、ツアー・オブ・ターキー総合2位
- 2019年:ツアー・オブ・オマーン総合優勝、ティレーノ〜アドリアティコ山岳賞、国内選手権ロードレース&個人タイムトライアル優勝、アークティック・レース・オブ・ノルウェー総合優勝&ポイント賞、コッパ・サバティーニ優勝、メモリアル・マルコ・パンターニ優勝
- 2020年:ツール・ド・ラ・プロヴァンス 総合3位&ポイント賞、UAEツアー総合3位
- 2021年:クリテリウム・デュ・ドーフィネ総合2位、コッパ・アゴストーニ優勝、グラン・プレミオ・ミゲル・インドゥライン2位
- 2022年:クラシカ・ハエン・パライソ・インテリオル優勝
2018年から続いていたUCIアジアツアー個人総合連続首位を、5年に伸ばした。ツール・ド・フランスでは、2年連続で総合10位以内に入った。しかし高地トレーニング中に左鎖骨を骨折してシーズン前半の大目標だった春クラシックへの参戦を断念するなど、少し不完全燃焼が残るシーズンとなってしまったかもしれない。
ヴィンチェンツォ・ニバリ(引退)、ミゲルアンヘル・ロペス(契約解除)がチームを去り、マーク・カヴェンディッシュが加入するなど、今季はチームの顔ぶれが変わることから、ルツェンコもツールでの目標をステージ優勝狙いに切り替える。春のクラシックレースでは、「舗装されていない路面のレースが自分には向いているように思う」と、特にストラーデ・ビアンケ、ツール・デ・フランドルの2レースでの好走を心に期している。
もう一つの目標はロード世界選手権。先のウロンゴン世界選では勝者となったレムコ・エヴェネプールのアタックに唯一反応しながらフィニッシュ前26kmで突き放された。「引退するまで虹を失わず、世界王者の印をジャージのどこかに残すことができるから」──U23で手に入れた世界王者のタイトルをエリートでも、というのがキャリア最大の夢だ。
text:寺尾真紀