サムエーレ・バティステッラ
Astana Qazaqstan Team
サムエーレ・バティステッラSamuele BATTISTELLA
PROFILE
- チーム
- アスタナ・カザクスタン チーム
- 生年月日
- 1998年11月14日
- 身長/体重
- 180cm/67kg
- 国籍
- イタリア
- Strava
- Samuele Battistella
- @samu_batti
- samu_batti
- Samuele Battistella
- Archive
- 2023
- 【Past results】
- 2019年:世界選手権U-23ロードレース優勝、ツール・ド・リンポポ総合優勝&山岳賞&ヤングライダー賞、ジロ・デル・ベルヴェデーレ優勝
- 2021年:ヴェネト・クラシック優勝、アークティックレース・オブ・ ノルウェー総合4位
- 2022年:ツール・ド・ハンガリー総合3位、ツール・ド・ポローニュ総合7位、ツール・ド・ラ・プロヴァンス総合7位
ヴィチェンツァ出身の24歳。ディメンションデータの育成チーム所属中の2019年にU23ロード世界選で優勝(繰り上げ)し、2020年にNTTプロサイクリングに加入。アスタナ・プレミアテックに移籍した2021年のヴェネト・クラシックでプロ初勝利を挙げた。
2022年はアムステル・ゴールドレースで一時的に記憶を失うほどの激しい落車があったり、コロナ感染でツール出場を逃すなど不運もあったが、代わりに出場したブエルタでは序盤からの逃げやアタックなど、積極的な走りを見せた。特にスタート直後から逃げ続けた第7ステージで、逃げ切った5人でのスプリントには敗れたもののステージ2位、2日後の第9ステージでもきっちり逃げに入り、最後の激坂で勝者のメインチェスにとらえられたが、2度目のグランツールで区間2位2回と、印象に残る走りだった。
同じ2位でも、スプリントでエラダに届かなかったステージは「今年一番後悔している日」、レス・プラエレスでメインチェスに捕らえられたステージは「今年一番良い走りができた日」と、全く後味は異なるが、登りにも対応でき、スプリントも打てるという脚質の証明になった。メンバー召集されたことが今年一番うれしかったこと、と語っていたロード世界選手権(エリート初出場)でも、しっかりと長距離の逃げに入った。
実は美術学校を卒業しており、最近はあまり時間を割けないが、趣味は絵を描くこと。実家は業務用アイロン機械の製作会社で、プロ入りするまで午前中はトレーニング、午後は会社で手伝いをする決まりになっていた。
2023シーズン開幕後は、コムニタ・バレンシアナ、アンダルシアそれぞれでステージ3位に入っている。
text:寺尾真紀