シモン・ゲシュケ
Cofidis
シモン・ゲシュケSimon GESCHKE
PROFILE
- チーム
- コフィディス
- 生年月日
- 1986年3月13日
- 身長/体重
- 171cm/64kg
- 国籍
- ドイツ
- Strava
- Simon Geschke
- @simongeschke
- simongeschke
- Simon Geschke
- Archive
- 2023
- 【Past results】
- ツール・ド・フランス:区間1勝
- 2015年:ロボロンド・ヘールレン優勝、ブエルタ・ア・アンダルシアポイント賞
- 2019年:ツール・ド・ポローニュ山岳賞
- 2020年:ツアー・ダウンアンダー総合3位、グラン・ピエモンテ5位、ヴォルタ・アン・アルガルヴェ総合6位、ラ・フレーシュ・ワロンヌ10位
- 2021年:ポリノルマンド7位
- 2022年:ツール・ド・ロマンディ総合3位
昨ツール・ド・フランスでは何日もマイヨ・ア・ポワを着用しながら、わずか7ポイント差で山岳賞を逃した。ドイツ人史上初の快挙を達成したかったし、なによりキャリアの集大成にしたかったからこそ……いまだに思い出しては悔しくなるそうだ。ただし年末には母国ドイツの「年間最優秀男子自転車選手賞」に選ばれ、連日の奮闘が報われた。
しかもツールをもりあげた主役として招待されたさいたまクリテリウムでは、まさしく「幸運の雷に打たれた」。同じ会場で同じ日に、最愛のロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」のコンサートが開催されていたのだ!なんたる偶然。しかもスーツケースにはお気に入りのガンズTシャツが入っていた。SNSで呼びかけたところ、幸いチケットも手に入った。小さな地方都市で生まれ育ち、しかも年中レースで遠征続きのゲシュケが、実はガンズのコンサートに行くのは初めてで……ご機嫌な夜を過ごすことができた。
2023年末まで残っていた契約も、チームからのたっての願いで、昨年10月には2024年末まで延長した。キャプテンとしての信頼が厚く、自分のための走りも許されているコフィディスでの生活はひどく気に入っている。そして……これが人生最後の契約だと考えている。38歳の秋の終わりに、プロ生活を終える予定だ。その前に、もちろん、ツールの山岳賞に「再トライするつもり」。難しいことは分かっているけれど、もう一度、赤玉ジャージに袖を通したいと熱望している。
text:宮本あさか