アクセル・ジングレ
Cofidis
アクセル・ジングレAxel ZINGLE
PROFILE
- チーム
- コフィディス
- 生年月日
- 1998年12月18日
- 身長/体重
- 173cm/68kg
- 国籍
- フランス
- Strava
- Axel Zingle
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- Axel Zingle
- 【Past results】
- 2020年:国内選手権U-23ロードレース優勝
- 2021年:ツール・ド・グアドループ区間優勝
- 2022年:ルート・アデリ・ド・ヴィトレ優勝、アークティックレース・オブ・ ノルウェー総合4位、ツール・デュ・ジュラ3位、国内選手権ロードレース3位
ロードレースに本格転向して4年目。もちろんツール・ド・フランスへの憧れはあるし、ツールの区間優勝は究極の夢だ。ただし昨季3勝で大成功のプロデビューを飾り、早々とエース格に昇格した24歳は、まずはワンデークラシックで輝きたいと熱望する。
アルデンヌ派かフランドル派かは、いまだに決めかねている。自転車で最も美しい存在は「山」だと信じてきたし、若き日はクライマーになりたかった。しかし、昨季フレーシュ・ワロンヌ初挑戦で、自分は「ピュア」ではないと改めて認識した。一方で長所は悪天候や寒さに強いこと。小さな頃はアルペンスキーに夢中だった。荒れた地面も大得意。ジュニア時代はマウンテンバイククロスカントリーで欧州選手権銅メダルを獲得した。だから今年はベルギーの石畳路で自分を試してみることに決めた。
グランゼコールでエンジニアリングを学び、マネージメント学を修めた文武両刀派でもある。自ずと尊敬する先輩はチームの哲学者ギヨーム・マルタンで、たっての希望で同じコーチに師事している。ブライアン・コカールのプロ精神にも大いに感銘した。できる限り側で学び、たくさんのことを吸収したいと考える。同じアルザス出身の仏代表監督トマ・ヴォクレールには、早くから目をかけてもらってきた。一介のトレーニー時代に、世界選手権プレリストに名前が載ったほど。
なにより2020年に2レースだけチームメートとして走ったビニヤム・ギルマイに、とてつもなく刺激を受けた。だからこそ自分もこんなモットーを掲げる。「コンプレックスを抱いてはならない。プロトン内で優しすぎてはならない。時にはエゴイストでなければならない」
text:宮本あさか