マイケル・ウッズ
マイケル・ウッズMichael WOODS
- チーム
- イスラエル・プレミアテック
- 生年月日
- 1986年10月12日
- 身長/体重
- 175cm/64kg
- 国籍
- カナダ
- Strava
- Mike Woods
- @rusty_woods
- rusty_woods
- Michael Woods Pro Cyclist
- 【Past results】
- ブエルタ・ア・エスパーニャ:2017年総合7位、区間通算2勝
- 2015年:クラシカ・ローレ優勝、ツアー・オブ・ユタ総合2位
- 2016年:ミラノ〜トリノ2位、ツアー・ダウンアンダー総合5位
- 2017年:GPミゲル・インドゥライン2位
- 2018年:リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ2位、世界選手権ロードレース3位
- 2019年:ミラノ〜トリノ優勝、ジャパンカップ2位、ヘラルド・サンツアー総合3位、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ5位
- 2020年:ティレーノ〜アドリアティコ総合8位、ラ・フレーシュ・ワロンヌ3位
- 2021年:ツール・デ・ザルプ=マリティーム・エ・デュ・ヴァール総合2位、ラ・フレーシュ・ワロンヌ4位、東京五輪ロードレース5位、ツール・ド・ロマンディ総合5位、ツール・ド・スイス総合5位&山岳賞、ツアー・オブ・ブリテン総合5位、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ5位
- 2022年:ルート・ドクシタニー総合優勝、グラン・カミーニョ総合2位、ラ・フレーシュ・ワロンヌ6位
18, 19歳の頃、陸上1500m走では世界ランキングに名前が載るような、将来を嘱望された若者だった。スポーツ奨学生として大学に進学し、ナショナルチームにも選抜され、その軌道はまっすぐ五輪に、母国へともたらすメダルに向かっているように見えた。左足舟状骨の疲労骨折がその軌道を変えるまでは。ウッズは2007年に陸上競技から引退する。
2013年、当時スパイダーテックのパフォーマンスディレクターだったパウロ・サルダーニャ(現在はイスラエル・プレミアテック)は、自転車に乗る技術は荒削りだけれど「世界トップレベルのエンジンとモチベーション」を持つウッズを見出し、シルヴァン・アダムス(現イスラエル・プレミアテックオーナー)の金銭的支援を取りつけた。彼が26歳にして脱サラを決意し、アモーレ&ヴィータ(CT)の選手として欧州で走り始めることができたのはこの2人の助力による。何が起ころうとも引退まで現チームで走るという決意はここに由来するものだ。
2022年は春と秋に胃腸の感染症で体調を崩し、ツールはコロナによりパリ目前でリタイア、ブエルタは落車で途中棄権、と安定して好成績を残した2021年とは対照的だった。ただし、ツールではチームメート、ウルの区間勝利に貢献したし、ルート・ドクシタニーではステージレースで初の総合優勝を挙げており、2023年に向けての意欲も高い。目標は、モニュメント勝利とロード世界選金。2018年にはリエージュ2位、インスブルック世界選で3位に入っている。
今でも週2回のペースで(グランツール期間中はなし)ランニングを続けている。レースの成績が悪いとそのせいにされそうで最初はチームに隠していたが、今はチームも容認。ログリッチやファンアールトなど、やはりランニングをする選手と話をすることもあるそう。
text:寺尾真紀