ヤスペル・ストゥイヴェン
ヤスペル・ストゥイヴェンJasper STUYVEN
- チーム
- リドル・トレック
- 生年月日
- 1992年4月17日
- 身長/体重
- 186cm/78kg
- 国籍
- ベルギー
- Strava
- Jasper Stuyven
- @Jasperstuyven
- jasperstuyven
- Jasper Stuyven
- 【Past results】
- ブエルタ・ア・エスパーニャ:区間1勝
- 2017年:クールネ〜ブリュッセル〜クールネ2位、ベネルクス・ツアー総合3位、パリ〜ルーベ4位
- 2018年:ベネルクス・ツアー区間優勝、グランプリ・シクリスト・ド・ケベック3位、グランプリ・ド・ワロニー優勝、フロット・プライス・ジェフ・シェーレン優勝
- 2019年:ドイツ・ツアー総合優勝、グランプリ・ド・ワロニー2位
- 2020年:オムロープ・ヘットニュースブラット優勝、クールネ〜ブリュッセル〜クールネ5位
- 2021年:ミラノ〜サンレモ優勝、パリ~トゥール3位、世界選手権ロードレース4位
- 2022年:ヘント〜ウェヴェルヘム4位、パリ〜ルーベ7位
- 2022年:クールネ〜ブリュッセル〜クールネ10位
17歳でジュニア世界王者に。しかし、ロードレース大国ベルギーでのその肩書きは、絶え間ないメディアの注目や現実離れした期待を意味する。その重圧を理解してくれたアクセル・メルクスを頼り米国のコンチネンタルチームへ。ベルギーでのもろもろから一定の距離を置き、カリフォルニアやユタのレースではWTのトッププロたちの走りに触れることもできる。やっと呼吸ができるようになった。
12年のキャリアで9勝とけっして多くはないが、クールネ、オムロープ・ヘットニュースブラットと由緒正しいクラシックが並び、そして2021年のミラノ〜サンレモが燦然と輝く。
しかし、2021年のミラノ〜サンレモ以降勝利はなく、2022年には表彰台入りも逃している。特に春はパリ〜ニースでの体調不良が後を引き、ミラノ〜サンレモは出場を回避、フランドル50位、ルーベ9位と、ヘントこそギルマイに次ぐ3位で表彰台には乗ることができたが、大きな目標であったクラシックシーズンは不完全燃焼に終わった。
レースを勝てばボーネンの後継者だ、次のカンチェッラーラだと期待をかけられては失望されることに慣れてしまったが、自分が勝ちを量産する選手でないことはわかっている。たくさん勝てるに越したことはないが、数よりもとにかく、ツールの区間勝利(区間2位が最高位)と、あともう一つビッグ・クラシックを勝ちたい、と思っている。
もしたった一つだけレースを勝てるとしたら、迷いなくパリ〜ルーベ。ジュニア世界チャンプのレインボージャージを着て、ジュニア版のパリ〜ルーベを勝った時から、恋焦がれてやまないレースだから。
今年は春クラシックだけでなくジロ&ツールのダブルグランツールも、もう1人のエースであるピーダースンと共同戦線を張っていく。
text:寺尾真紀