イーサン・ヘイター

イーサン・ヘイターEthan HAYTER

PROFILE

【Past results】
2019年：国内選手権U-23ロードレース優勝＆個人タイムトライアル2位、ジロビオポイント賞、パリ～アラス総合優勝＆ヤングライダー賞
2020年：ジロ・デッラッペンニーノ優勝、メモリアル・マルコ・パンターニ2位、ジロ・デッラ・トスカーナ3位
2021年：国内選手権個人タイムトライアル優勝、ツアー・オブ・ノルウェー総合優勝、ツアー・オブ・ブリテン総合2位＆ポイント賞、ヴォルタ・アン・アルガルヴェ総合2位、セッティマーナ・インテルナツィオナーレ・ディ・コッピ・エ・バルタリ総合4位＆ヤングライダー賞
2022年：国内選手権個人タイムトライアル優勝、ツール・ド・ポローニュ総合優勝、ツール・ド・ロマンディ区間優勝＆ポイント賞、ヴォルタ・アン・アルガルヴェ総合4位、セッティマーナ・インテルナツィオナーレ・ディ・コッピ・エ・バルタリポイント賞

登坂、スプリント、タイムトライアル、何でもこなすマルチな才能を持つイギリス人は、この2年間で15勝以上を勝利を積み重ねた。昨年は、ツール・ド・ポローニュでの総合優勝、ツール・ド・ロマンディでのステージ2勝など、ワールドツアーでも通用することを証明して見せる。

2年連続イギリス選手権のタイムトライアルチャンピオンに輝き、世界選手権タイムトライアルでは、チェーントラブルに見舞われながらも4位。

ジュニア時代から続けるトラック競技にも力を入れる。東京オリンピックではマディソンで2位。2024パリオリンピックが行われるベロドロームで行われた2022年のトラック世界選手権、男子オムニアムでは2021年に続くタイトル防衛を果たした。

今年は、同チームに今年から正式加入した弟のレオ・ヘイターとともにツアー・ダウンアンダーを走り終えた後、カデル・エヴァンス・グレートオーシャンロードレースに出走したが、落車により鎖骨骨折。これによりトラックのヨーロッパ選手権も出場する予定であったが、欠場。手術は成功しており、3月には復帰を予定する。

text：滝沢佳奈子