トーマス・ピドコック
INEOS Grenadiers
トーマス・ピドコックThomas PIDCOCK
PROFILE
- チーム
- イネオス・グレナディアーズ
- 生年月日
- 1999年7月30日
- 身長/体重
- 170cm/58kg
- 国籍
- イギリス
- Strava
- Tom Pidcock
- @Tompid
- tompidcock
- Tom Pidcock
- 【Past results】
- ツール・ド・フランス:区間1勝
- 2020年:ジロビオ総合優勝&山岳賞
- 2021年:ブラバンツ・ペイル優勝、アムステルゴールドレース2位、クールネ〜ブリュッセル〜クールネ3位、ストラーデ・ビアンケ5位、ラ・フレーシュ・ワロンヌ6位、東京オリンピックマウテンバイク・クロスカントリー金メダル、世界選手権マウンテンバイク・クロスカントリー優勝
- 2022年:ツアー・オブ・ブリテン総合2位&ポイント賞、ドワーズ・ドール・フラーンデレン3位、ブラバンツ・ペイル5位
- 2023年:オンループ・ヘットニュースブラッド5位、ヴォルタ・アン・アルガルヴェ総合7位
2023年の2月はロードの春のクラシックシーズンにフォーカスを移し、シクロクロス世界選手権はスキップすることを決めた。コーチは、身長も体重も上回るワウト・ファンアールトやマチュー・ファンデルプールとはハンディキャップがあると指摘。
ピドコックは170cmというヨーロッパからすると小柄な体格で、圧倒的なパワーとパンチが必要なシクロクロスでは不利に働く場面が出てくる。一方でロードであればその恩恵を生かせる。
昨年、「人生で最高の経験の一つ」と話す初出場となったツール・ド・フランスのラルプ・デュエズのステージをさらうと、満足感を表しながら「僕は野心的で、学ぶためにここにいる」と語った。
”自転車に乗ること”と”コントロールの限界にある状況での扱い”に慣れてきたと、下りでのハンドリングの技術の違いも見せつけた。
昨年はMTBの世界選手権に出場した後、精神的、肉体的に燃え尽きた夏の終わりのロード世界選手権に出場することはなかった。今年のスーパー世界選手権で彼がどの種目に出るかはまだ明らかにされていない。
近い将来にはツールの総合に挑戦したいという意欲も見せる。マルチプレイヤーが2027年の契約期間までにその挑戦を達成するかどうかは今後のチームの戦略にも関わることになる。
text:滝沢佳奈子