アレクセイ・ルツェンコ

ASTANA - PREMIER TECH
カザフスタン

アレクセイ・ルツェンコAlexey LUTSENKO

アレクセイ・ルツェンコ
PROFILE
チーム
アスタナ・プレミアテック
生年月日
1992年9月7日
身長/体重
174cm/74kg
国籍
カザフスタン
twitter
@AlexeyLutsenko3
Instagram
lutsenko_alexey
  • Past results:
  • ツール・ド・フランス:区間1勝
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ:区間1勝
  • 2015年国内選手権個人タイムトライアル優勝
  • 2018年ツアー・オブ・オマーン総合優勝、アジア競技大会ロード優勝、国内選手権ロード優勝
  • 2019年ツアー・オブ・オマーン総合優勝、ティレーノ〜アドリアティコ山岳賞、国内選手権ロード&個人タイムトライアル優勝、アークティック・レース・オブ・ノルウェー総合優勝&ポイント賞、コッパ・サバティーニ優勝、メモリアル・マルコ・パンターニ優勝
  • 2020年ツール・ド・ラ・プロヴァンス ポイント賞

カザフの星にしてアジアの雄。ナショナルチャンピオンジャージを3年連続で着用し、UCIアジアツアーでも3シーズン連続個人総合首位の座に君臨する。昨夏には待望のツール・ド・フランス区間勝利も、カザフ人としてはあのヴィノクロフ以来10年ぶりに手に入れた。


そのヴィノクロフに憧れ、少年時代に4年間習ってきた空手を辞め、自転車に転向した。大佐は「グランツール時の朝食には鶏の丸焼きを食べる」なんていう豪快な噂の持ち主だったが、19歳年下の後輩も負けてはいない。新型コロナ禍によるロックダウン中には、「あえてマスクをつけてローラー台を回す=酸素の希薄なところを走るシュミレーション」や「ペットボトルや本を詰めた重量15kgのリュックを背負って建物内を上り下り」で身体を鍛え続けたそうだ。


今季に向けては複数チームからオファーが舞い込んだが、ヴィノクロフの「チームが存続する限り絶対に手放さない」との宣言通りに契約更新。元U23世界王者に課される使命は、もちろんヴィノのロンドン五輪金メダルに続く五輪での栄光。「ツールは五輪準備」とGMがあっさり言い放つように、カザフ全土の目は東京に注がれる。

text:宮本あさか 写真:©GettySport