アレクサンドル・ウラソフ

ASTANA - PREMIER TECH
ロシア

アレクサンドル・ウラソフAleksandr VLASOV

アレクサンドル・ウラソフ
PROFILE
チーム
アスタナ・プレミアテック
生年月日
1996年4月23日
身長/体重
186cm/68kg
国籍
ロシア
twitter
@ale_vlasov
Instagram
aleksandr_vlasov
  • Past results:
  • 2019年ツアー・オブ・スロベニア山岳賞、国内選手権ロード優勝、ツアー・オブ・オーストリア区間優勝
  • 2020年ツール・ド・ラ・プロヴァンス ヤングライダー賞、モン・ヴァントゥー・チャレンジ優勝、ジロ・デッレミリア優勝、ティレーノ〜アドリアティコ ヤングライダー賞
  • 2021年国内選手権個人タイムトライアル優勝

3つのグランツールで、真っ先に勝ちたいのはジロ。2018年にすでに「U23版」ジロは制覇済み。それに18歳からイタリアで一人暮らしをしてきたし、イタリア語で物思いにふけるほど言語は流暢だし、イタリア料理も大好きで、なにより「チーマコッピ」でおなじみ標高2757mのステルヴィオこそが最愛の山なのだ。


昨秋は待望のジロ初出場が叶ったというのに……胃腸不良で2日目にリタイア。今年こそ3週間走り終えたい。いや、むしろヴィノ大佐から命じられたように、今年すぐにでも「初戴冠」を成し遂げたい。


つまり2020シーズンはモン・ヴァントゥ山頂勝利より、実は「ロンバルディアで前から3番目」のほうが嬉しかったというのもうなずける。ちなみに前年2019年のロンバルディアは「後ろから3番目」だった。


子どもの頃はコンタドールのダンシングアタック連発に憧れた。でも「まったく違う体型に育っちゃった」ということで、今現在は身長体重がほぼ同じフルームやデュムラン、つまり「登りに強く、個人タイムトライアルも強い」がお手本。長い山道を淡々と登るのは得意だが、もっと勝つために「アタック時のパンチ力」をもう少し鍛えたい。フィンランド国境近くで生まれ育ったのに「悪天候も寒さも苦手」。

text:宮本あさか 写真:©GettySportt