フィラデルフィア・フィリーズ(ナショナルリーグ東地区) チーム紹介
フィラデルフィア・フィリーズ
TEAM INFORMATION
基本情報
- 創設
- 1883年
- 監督
- ロブ・トムソン
- スタジアム
- シチズンズバンク・パーク(2004年開場)
- 収容人員
- 4万2901人
- 優勝回数
- ワールドシリーズ優勝2回
リーグ優勝8回
地区優勝11回
- 過去在籍した日本人選手
- 井口資仁、田口壮
- 過去5年間の順位
-
- 2023年
- 東地区2位 リーグ優勝決定シリーズ敗退
- 2022年
- 東地区2位 リーグ優勝
- 2021年
- 東地区2位
- 2020年
- 東地区3位
- 2019年
- 東地区4位
球団創立は1883年で、当時の名称はフィラデルフィア・クエーカーズ。1890年に球団名をフィリーズに改め現在に至る。同一球団名としては、MLBで最古の歴史を誇り、球団の公式サイトには、「フィリーズは全てのプロスポーツで、最古にして、連続する、同一名で、同一本拠地のチーム」とある。
ちなみにナショナル・リーグ発足時のオリジナルメンバーであるカブスとブレーブスも長い歴史を持つが、カブスは何度か名称を変更した後、1903年に現在の名称にしており、ブレーブスはチーム名の変更に加え、本拠地を2度移転している。
鳴かず飛ばずの黎明期を経て、1915年に初めてリーグ優勝を達成するも、1918年に再び下位へ転落すると、以後は1948年までの31年間で勝率5割以上は1シーズンに止まり、勝率4割未満が20シーズンという長い低迷期のトンネルに入る。
1950年のリーグ優勝を経て、再び低迷期を過ごした後、キャリアを通じてサイ・ヤング賞を4度受賞しているスティーブ・カールトンを擁した1970年代後半に3年連続地区優勝を果たすと、カールトンが3度目のサイ・ヤング賞を獲得し、打のヒーローであるマイク・シュミットがMVPに輝いた1980年に初めてワールドシリーズ制覇を遂げる。
なお、フィリーズは1961年に行われた最初のMLBエクスパンション前から存在する16球団では、最後にワールドシリーズ制覇を達成した球団となった。その後、2007年から5シーズン連続地区優勝を果たすなか、2008年に2度目のワールドシリーズを制覇。
近年はブライス・ハーパーを筆頭に、ザック・ウィーラー、カイル・シュワーバー、トレイ・ターナーと積極的な補強でスター選手を獲得するなか、2022年に8度目のワールドシリーズ出場を果たし、2023年もリーグチャンピオンシップシリーズまで駒を進めた。
但し、常勝軍団のブレーブスを前に、地区優勝からは12シーズン遠ざかっており、2024年はレギュラーシーズンに打倒ブレーブスを果たした上での、ポストシーズンにおける躍進が目標となる。
その上で、このオフにアーロン・ノラと7年総額1億7200万ドル(約258億円)で再契約に合意。ノラに加え、ザック・ウィーラー、レンジャー・スアレス、タイワン・ウォーカー、クリストファー・サンチェスの5人で形成するリーグ有数の先発ローテーションが維持できたのは、何よりの朗報だ。
ケガで全休した2023年以外は、不動の一塁手としてプレーしたリース・ホスキンスはFAで放出するも、ハーパーの一塁固定、さらには6ポジションをこなせるベテランのウィット・メリフィールドをFAで獲得することで、戦力維持は果たしており、昨季のようなシーズン前半の思わぬつまずきを回避できれば、ブレーブスとがっぷり四つの優勝争いが期待できそうだ。
2004年から使用するシチズンズバンク・パークは、右中間スタンド後方に設置され、ホームの選手が本塁打を放つと鳴らされる「自由の鐘」が名物。本塁打の出やすさはMLBトップクラスながら、極端に打者有利の球場というわけではなく、スタットキャストによる2021年から2023年にかけてのパークファクターは101と、やや打者に有利な指数に留まっている。
注目選手
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