ブライス・ハーパー
3
ブライス・ハーパー
Bryce Harper
-
所属
フィラデルフィア・フィリーズ
-
ポジション
外野手
-
生年月日
1992年10月16日
-
身長/体重
191cm/100kg
-
投打
右投左打
-
出身
ネバダ州
-
プロ入り
2010年ドラフト1巡目
-
年俸
2600万ドル(約39億円)
-
主なタイトル・表彰
本塁打王(2015年)
シーズンMVP:2回(2015・21年)
ナ・リーグチャンピオンシップシリーズMVP(2022年)
新人王(2012年)
シルバースラッガー賞:2回(2015・21年)
ハンク・アーロン賞:2回(2015・21年) -
2023年成績
- 打率
- .293
- 本塁打
- 21
- 打点
- 72
- 盗塁
- 11
持って生まれたスター性と野性味あふれるスイングが魅力
攻守ともにMLBトップレベルのスター選手。球界の麒麟児として、プロ入り前の16歳で全米スポーツ誌『スポーツ・イラストレイテッド』の表紙を飾って話題となる。
2010年のドラフトで、全体1位でナショナルズに指名されプロ入りすると、19歳でMLBデビューを果たした2012年に22本塁打をマークし、ナ・リーグ新人王を獲得。10代でのシーズン20本塁打以上は、MLB史上2人目の快挙だった。
その後、2015年は打率.330(リーグ2位)、42本塁打(リーグ1位)、99打点(リーグ5位)、118得点(リーグ1位)、1.109 OPS(リーグ1位)をマークし、1位満票でナショナル・リーグのMVPを獲得。満票受賞者としては、史上最年少でのMVP獲得となった。
持って生まれたスター性と、野性味あふれるアッパースイングでのフルスイングや、ヘルメットを飛ばしながらの豪快な走塁、さらには「選手は勝負で感情をあらわにすべき」という信条で人気を博している。
だが、その一方でアンチも多く、2019年に当時フリーエージェントでの史上最高額となる13年3億3000万ドル(当時363億円)の大型契約でフィリーズへ移籍したことで、『Overrated』(過大評価)とブーイングを浴びることもしばしば。
しかし、短縮シーズンとなった2020年を経て迎えた2021シーズンは、OPS、二塁打、長打率でリーグトップの記録をマーク(それぞれ、1.044、42本、.615)したほか、出塁率、四球数(何れもリーグ2位)、打率(.309でリーグ3位)でも高い数字を残し、2度目のシーズンMVPを獲得して雑音を黙らせた。
2022年は開幕直後に負った靭帯損傷により、ナ・リーグ導入初年度だった指名打者のレギュラーに定着するも、6月に死球を受け、左親指を骨折したことにより、レギュラーシーズンは99試合の出場に留まった。
しかし、ポストシーズンではその実力を遺憾なく発揮し、出場17試合で打率.349、1.160 OPS、7二塁打、6本塁打、13打点と圧巻のパフォーマンスでリーグチャンピオンシップシリーズMVPに輝くとともに、チームのワールドシリーズ進出を牽引した。
2023年はシーズンオフにトミー・ジョン手術を受けたことで、負傷者リスト入りして開幕を迎えるも、見込みより早い5月に復帰。最終的には126試合に出場し、21本塁打、72打点、打率.293/出塁率.401/長打率.499、.900 OPSをマーク。主に指名打者として起用されたが、コンバートされた一塁手として36試合に出場した。
また、2年連続ワールドシリーズ出場は逃すも、ポストシーズンでは5本塁打、8打点、1.098 OPSと千両役者ぶりを発揮した。2024年は主に一塁手として出場する見込みとなっている。
※データは2024年2月29日時点
※1ドル=150円で換算