大阪マーヴェラス

プロフィール

呼称
大阪MV
ホームタウン
大阪府大阪市
ホームアリーナ
Asueアリーナ大阪
創設
1956年
成績
2020-21シーズン Vリーグ DIVISION1 優勝/レギュラーラウンド2位(16勝4敗)
2021-22シーズン Vリーグ DIVISION1 準優勝/レギュラーラウンド1位(27勝6敗)
2022-23シーズン Vリーグ DIVISION1 5位(23勝10敗)
2023-24シーズン Vリーグ DIVISION1 準優勝/レギュラーラウンド1位(22勝0敗)
2024-25シーズン SVリーグ 優勝/レギュラーシーズン1位(37勝7敗)
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2024-25シーズンは、SVリーグ初代女王の座に就いた大阪マーヴェラス。レギュラーラウンドを制し、チャンピオンシップファイナルも前年敗れたNECレッドロケッツ川崎にリベンジを果たす2戦連続のストレート勝ち。

圧倒的な力を見せたクラブの歴史は古く、1956年にタバコや塩などの専売事業を行なう日本専売公社茨木工場創業時に同好会としてチームが誕生した。1996年に初のVリーグ昇格を果たしたが、チャレンジリーグ降格も味わった。

再建を託され就任した吉原知子ヘッドコーチのもと、2019-20シーズンにリーグ制覇を成し遂げ、2020-21シーズンでは、ここまでリーグ戦を全勝で勝ち進んできた東レアローズ(現・東レアローズ滋賀)に勝利し、連覇を達成した。

2023-24シーズで吉原が勇退し、昨季7月に酒井大祐が新監督に就任した。かつてJTサンダーズ(現・広島サンダーズ)で守護神として名を馳せ、日本代表経験も持つ元リベロの酒井は、選手たちに「ミスを恐れずチャレンジすること」と促した。

常勝チームに新たな刺激が加わった結果、大阪マーヴェラスと新たなチーム名で臨んだSVリーグ初年度を制した。

チームの中心は攻守の柱であると同時に、チーム最多の在籍年数を誇るアウトサイドヒッターの田中瑞稀。主将として3季目のシーズン、昨季チャンピオンシップでMVPにも輝いた勝負強さを発揮する。

さらに日本代表でも東京、パリと2度の五輪に出場した豊富な経験を持つ林琴奈も、今季は日本代表を辞退し、自らのコンディショニングを優先。身体づくりに時間を割き、技を磨いて来た。

ミドルブロッカーの箕輪幸はデンソーエアリービーズへ移籍したが、昨季も得点源となった元ベルギー代表のリセ・ファンヘッケや、志摩美古都といった攻撃力を擁する選手も揃い、ミドルブロッカーの大山遼、リベロの西崎愛菜やセッターの東美奈も守備を固める。抜群の安定感と総合力を誇る女王が、今季も連覇に向けて邁進していく。

TEXT:田中夕子