TEAM DETAILS 岡山シーガルズ

INFORMATION

略称
岡山
ホームタウン
岡山県岡山市
ホームアリーナ
ジップアリーナ岡山
創設
1999年
最近の成績
2019-20シーズン DIVISION1 準優勝/プレミアカンファレンス2位(15勝6敗)
2020-21シーズン DIVISION1 6位/レギュラーラウンド6位(11勝10敗)
2021-22シーズン DIVISION1 9位(12勝21敗)
2022-23シーズン DIVISION1 11位(9勝24敗)
2023-24シーズン DIVISION1 9位(7勝15敗)
公式SNS

今年5月の第72回黒鷲旗全日本バレーボール男女選抜大会では、悲願の初優勝に歓喜した。同時にそれは、チームにとっての節目でもあった。この大会で、宮下遥や川島亜依美といった功労者が現役生活に幕を下ろしたのである。そうしてSVリーグ始動とともに、チームも新しい時代へと移る。

これまでの歩みを振り返ると、1999年に地域密着型の運営を軸とした市民クラブチームとして活動をスタートさせ、2001年からは現在の岡山県を拠点に。高校バレーの伝統校である大阪・大阪国際高校で指導してきた河本昭義がチーム創設時から監督を務める。

選手たちは日頃から生活をともにし、そこで育むチームワークを武器に、Vリーグでも最上位カテゴリーを戦ってきた。2013-14シーズンにはV・プレミアリーグ、2019-20シーズンには、Vリーグディビジョン1でいずれも準優勝。これはチーム史上最高成績となっている。

市民クラブらしく、地に足をつけた強化も特徴で、過去に例がなかったわけではないが外国籍選手を補強するのではなく、選手個々のポテンシャルを引き出すことに重点を置く。また、河本監督のつながりもあって、大阪国際高校出身の選手たちも多く在籍。そのほかの出身校から入団する選手たちにも、全国大会出場の経験を持つ者が並ぶ。

長年キャプテンを務めてきた川島が引退したため、今季からはセッターの宇賀神みずきと、エースアタッカーの金田修佳が共同キャプテンを務める。これまで主力を張ってきた2人であり、さほど大きな影響はなくチーム作りは進んだことだろう。

そこに、昨季はルーキーながらサーブレシーブ成功率64.2%でチームトップ(リーグ7位)の数字をマークしたリベロの城戸陽菜や、攻撃力が光る山城愛心に中本柚朱といった若きエースアタッカーらが力を発揮し、チームに勢いをもたらす。

そのほか、2023年度日本代表に選ばれた佐伯亜魅加や、昨季は内定選手としてプレーし、バックアタックで得点を呼び込んだ小松原凜香ら、パワフルなスパイクが魅力の有望株もいる。地元の厚いサポートも武器に、SVリーグを戦う。

TEXT:坂口功将

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