ウルフドッグス名古屋

プロフィール

呼称
WD名古屋
ホームタウン
愛知県稲沢市
ホームアリーナ
エントリオ
創設
1961年
成績
2020-21シーズン Vリーグ DIVISION1 3位/レギュラーラウンド3位(26勝8敗)
2021-22シーズン Vリーグ DIVISION1 準優勝/レギュラーラウンド1位(27勝9敗)
2022-23シーズン Vリーグ DIVISION1 優勝/レギュラーラウンド1位(26勝10敗)
2023-24シーズン Vリーグ DIVISION1 5位/レギュラーラウンド3位(24勝12敗)
2024-25シーズン SVリーグ 4位/レギュラーシーズン3位(35勝9敗)
公式SNS

コメント

SVリーグの始動とともに、各クラブにも地域に根ざした活動が見られるようになった昨今、その先駆けとして実業団チームから地域密着型クラブに転じたのがウルフドッグス名古屋だった。

マスコットキャラクター「ウルドくん」を積極的に活用するほか、所属選手たちがオフの時期にはホームタウンの市役所へ実習に出向くなど、幅広い活動を実施し、その知名度と地元・愛知を中心としたファンの熱量は年々高まっている。

昨季は「超」がつくほどのワールドクラスのパフォーマンスを披露したニミル・アブデルズを軸に据えつつ、本来はアウトサイドヒッターの山崎彰都をミドルブロッカーとして起用するなど、多彩な戦術を講じた。

さらにビーチバレーボールとの二刀流で沸かせるルーキーの水町泰杜も即戦力として活躍。シーズン最優秀新人賞に輝き、またコート上で見せる底抜けの明るさにファンたちは『太陽』と表現した。

ニミルは1年限りでチームを去り、「ミスターウルフドッグス」として、在籍は16シーズンを数えた近裕崇が現役を引退。今季はまた違う戦い方を強いられることになるが、そこは豊富なアイディアと、選手育成に定評あるヴァレリオ・バルドヴィン監督の腕の見せどころだろう。

大きな変化としては、今年の日本代表でエースとして気を吐いたオポジットの宮浦健人が加わること。WD名古屋においてそのポジションでは代々、名だたる外国籍選手がプレーしてきたわけだが、そんな重責も豪快なプレーで吹き飛ばすに違いない。

また、同じく日本代表で存在感を放った身長202cmのミドルブロッカー佐藤駿一郎も加入する。実績十分の傳田亮太や、新外国籍選手のポーランド代表ノルベルト・フベル、さらには澤田晶や山﨑真裕といった将来有望な面々らとのレギュラー争いに臨むことになるが、それが激しくなればなるほど、全体の強化を図るうえでチームとしては大歓迎とするところ。

セッターの深津英臣やリベロの渡辺俊介ら、ベテラン勢もメンバーたちにとっては支えとなり、目指すは2022-23シーズン以来の頂点だ。

TEXT:坂口功将

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