TEAM DETAILS
東京グレートベアーズ
INFORMATION
昨シーズンから就任したカスパー ヴオリネン監督のもと、スピードを活かした攻撃展開でレギュラーラウンドは7位。ファイナル6進出を最後まで争うなど、成長を続けた。
チームの大黒柱は、2022年の東京グレートベアーズ発足以来、主将を務めるリベロの古賀太一郎だ。自ら得点を取ることはできないが、正確なサーブレシーブとディグ。個人技はもちろんだが、相手に点を獲らせないための守備の統率力もリーグ随一。
攻撃時にもコート後方からアタッカーを鼓舞するだけでなく、ブロック枚数や相手の守備体系も伝える指示が会場内に響く。1本のレシーブで流れを引き寄せるだけでなく、名実ともにチームをまとめる頼れる主将として君臨する。
攻撃面では、昨シーズン加入したアウトサイドヒッターの柳田将洋の勝負強さが光る。競り合った状況でのサービスエースや、ラリーが続いた中で最後の1本をもぎ取る。32歳と年齢やキャリアは重ねてきたが、円熟味を増したプレーと、見る人を惹きつける唯一無二の存在だ。
加えて、昨シーズン終盤に内定選手として出場した後藤陸翔も攻守で存在感を発揮した。主将を務めた近畿大学では天皇杯ベスト8に導くなど、キャプテンシーも併せ持つ。強打だけでなく相手ブロックをうまく利用した巧みさも持ち味だ。
攻撃陣を操るセッターは、パリ五輪にも出場した深津旭弘。経験が武器となるポジションで、JT(現・サンダーズ広島)在籍時にはリーグ優勝も経験。アタッカーを活かすトスワークだけでなく、サーブやブロックにも長け、何よりコートに立つだけでチームのムードを明るくするエネルギーがある。37歳の今シーズンもまだまだ成長を誓う司令塔のゲームメイクは必見だ。
SVリーグ元年の今シーズンは、ポーランド代表経験もあるマチェイ ムザイ、ポルトガル代表で主将も務めるアレックス フェレイラも加入した。さらにパナソニック(現・大阪ブルテオン)ではオポジットとして活躍した大竹壱青も、韓国リーグを経て、ミドルブロッカーとして新たな姿を見せる。
選手たちも1人1人がプロ選手としての自覚を持ち、積極的なPR活動でホームゲームは常に満員。有明コロシアムでの1万人プロジェクトも昨シーズンは来場者数8749名、Vリーグ男子最多記録を打ち立てた。ファン、サポーターと共に戦うクラブが応援の力を背に、上位進出を狙う。
TEXT:田中夕子
MOVIE
PLAYERS
星野 秀知
HIDETOMO HOSHINO
玉宅 健太郎
KENTARO TAMAYA
深津 旭弘
AKIHIRO FUKATSU
柳田 将洋
MASAHIRO YANAGIDA
戸嵜 嵩大
TAKAHIRO TOZAKI
古賀 太一郎
TAICHIRO KOGA
山田 大悟
DAIGO YAMADA
小田嶋 大貴
HIROTAKA ODASHIMA
手原 紳
SHIN TEHARA
今橋 祐希
YUKI IMAHASHI
亀山 拓巳
TAKUMI KAMEYAMA
武藤 鉄也
TETSUYA MUTO
後藤 陸翔
RIKUTO GOTO
伊藤 吏玖
RIKU ITO
五頭 寛大
KANDAI GOTO
マチェイ ムザイ
MACIEJ MUZAJ
アレックス フェレイラ
ALEX FERREIRA
大竹 壱青
ISSEI OTAKE
大前 隆貴
RYUKI OHMAE
黒川 竜星
RYUSEI KUROKAWA