TEAM DETAILS 東京グレートベアーズ

INFORMATION

略称
東京GB
ホームタウン
東京都渋谷区
ホームアリーナ
国立代々木競技場 第二体育館
創設
2022年(FC東京は1948年)
最近の成績
2019-20シーズン DIVISION1 8位(6勝21敗)
2020-21シーズン DIVISION1 8位(8勝27敗)
2021-22シーズン DIVISION1 8位(9勝25敗)
2022-23シーズン DIVISION1 8位(10勝26敗)
2023-24シーズン DIVISION1 7位(17勝19敗)

※2021-22シーズンまでは「FC東京」
公式SNS

昨シーズンから就任したカスパー ヴオリネン監督のもと、スピードを活かした攻撃展開でレギュラーラウンドは7位。ファイナル6進出を最後まで争うなど、成長を続けた。

チームの大黒柱は、2022年の東京グレートベアーズ発足以来、主将を務めるリベロの古賀太一郎だ。自ら得点を取ることはできないが、正確なサーブレシーブとディグ。個人技はもちろんだが、相手に点を獲らせないための守備の統率力もリーグ随一。

攻撃時にもコート後方からアタッカーを鼓舞するだけでなく、ブロック枚数や相手の守備体系も伝える指示が会場内に響く。1本のレシーブで流れを引き寄せるだけでなく、名実ともにチームをまとめる頼れる主将として君臨する。

攻撃面では、昨シーズン加入したアウトサイドヒッターの柳田将洋の勝負強さが光る。競り合った状況でのサービスエースや、ラリーが続いた中で最後の1本をもぎ取る。32歳と年齢やキャリアは重ねてきたが、円熟味を増したプレーと、見る人を惹きつける唯一無二の存在だ。

加えて、昨シーズン終盤に内定選手として出場した後藤陸翔も攻守で存在感を発揮した。主将を務めた近畿大学では天皇杯ベスト8に導くなど、キャプテンシーも併せ持つ。強打だけでなく相手ブロックをうまく利用した巧みさも持ち味だ。

攻撃陣を操るセッターは、パリ五輪にも出場した深津旭弘。経験が武器となるポジションで、JT(現・サンダーズ広島)在籍時にはリーグ優勝も経験。アタッカーを活かすトスワークだけでなく、サーブやブロックにも長け、何よりコートに立つだけでチームのムードを明るくするエネルギーがある。37歳の今シーズンもまだまだ成長を誓う司令塔のゲームメイクは必見だ。

SVリーグ元年の今シーズンは、ポーランド代表経験もあるマチェイ ムザイ、ポルトガル代表で主将も務めるアレックス フェレイラも加入した。さらにパナソニック(現・大阪ブルテオン)ではオポジットとして活躍した大竹壱青も、韓国リーグを経て、ミドルブロッカーとして新たな姿を見せる。

選手たちも1人1人がプロ選手としての自覚を持ち、積極的なPR活動でホームゲームは常に満員。有明コロシアムでの1万人プロジェクトも昨シーズンは来場者数8749名、Vリーグ男子最多記録を打ち立てた。ファン、サポーターと共に戦うクラブが応援の力を背に、上位進出を狙う。

TEXT:田中夕子

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