日本製鉄堺ブレイザーズ

プロフィール

呼称
日鉄堺BZ
ホームタウン
大阪府堺市
ホームアリーナ
大浜だいしんアリーナ
創設
1939年
成績
2020-21シーズン Vリーグ DIVISION1 7位(17勝19敗)
2021-22シーズン Vリーグ DIVISION1 5位(24勝12敗)
2022-23シーズン Vリーグ DIVISION1 4位/レギュラーラウンド4位(24勝12敗)
2023-24シーズン Vリーグ DIVISION1 6位/レギュラーラウンド5位(18勝18敗)
2024-25シーズン SVリーグ 7位(15勝29敗)
公式SNS

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2024-25シーズンは、レギュラーラウンド終盤までチャンピオンシップの出場権を争ったものの、あと一歩届かず。惜しくも7位でシーズンを終えた日本製鉄堺ブレイザーズ。2025-26シーズンのみどころはなんといっても現役アメリカ代表、マシュー・アンダーソンの加入だろう。

アンダーソンは2007年に初めて代表入りを果たすと、2012年のロンドンオリンピックで5位入賞。2014年にはネーションズリーグの前身である、FIVBワールドリーグで金メダルを獲得。

2015年に開催されたワールドカップバレーボールでも金メダル、2016年のリオデジャネイロオリンピックで銅メダル、2024年のパリオリンピックでも銅メダルを獲得。世界的なエースの来日に日本バレーボール界の期待は高まっている。

ほかにも新外国籍選手としては、イタリア・プロリーグで活躍したトンマーゾ・リナルディ、2024-25シーズンまでVC長野に在籍したデンマーク出身のウルリック・ダールと契約。万全の補強体勢で新シーズンに臨む。

日本人の移籍組にも注目だ。サントリー・サンバーズから移籍したセッターの大宅真樹は日本代表として、先に開催された世界選手権に出場。大宅は中央の攻撃を得意とするセッターだけに蔡沛彰、竹元裕太郎らミドルブロッカー陣との速い攻撃に期待が持てる。

ウルフドッグス名古屋から堺入りした高梨健太は攻守に安定した力を持ち、日本代表でも実績を残しているアウトサイドヒッター。精神的支柱としてもチームを牽引してくれるはずだ。

日本人の注目選手は2024-25シーズン、成長著しい姿を見せた安井恒介。今年度は日本代表候補入りし、国際親善試合にも出場した。スパイクの幅が広がり、決定率、効果率ともにさらなる成長が望まれている。

昨シーズン、サーブレシーブ成功率1位に輝いたリベロの森愛樹もチームの中心的存在だ。前身の日本リーグを含め、Vリーグ時代に歴代最多となる54度の優勝を記録しているチーム。2025-26シーズンはチャンピオンシップ進出、そして古豪復活に期待したい。

TEXT:市川忍