ディビジョン1 / カンファレンスA
三菱重工相模原ダイナボアーズ
INFORMATION
チーム情報
SCHEDULE
スケジュール
データ提供:
MEMBER
メンバー
知念 雄
Yu Chinen
石井 智亮
Tomoaki Ishii
森本 潤
Jun Morimoto
安 昌豪
Changho Ahn
坂本 駿介
Shunsuke Sakamoto
蜂谷 元紹
Mototsugu Hachiya
津嘉山 廉人
Rento Tsukayama
シンクル 寛造
Kanzo Schinckel
安江 祥光
Yoshimitsu Yasue
宮里 侑樹
Yuki Miyazato
李 承爀
Seunghyuk Lee
梅基 天翔
Kakeru Umemoto
ウォルト・スティーンカンプ
Walt Steenkamp
中川 真生哉
Maoya Nakagawa
松本 光貴
Kohki Matsumoto
ジャクソン・ヘモポ
Jackson Hemopo
趙 誠悠
Songyu Cho
マリノ・ミカエリ=トゥウ
Marino Mikaele-tu'u
鶴谷 昌隆
Masataka Tsuruya
佐藤 弘樹
Kohki Sato
吉田 杏
Kyo Yoshida
坂本 侑翼
Yusuke Sakamoto
ティモテ・タヴァレア
Timote Tavalea
佐川 奨茉
Shoma Sagawa
服部 航大
Koki Hattori
岩村 昂太
Kota Iwamura
ジャック・ストラトン
Jack Stratton
柴田 凌光
Ryoto Shibata
中森 隆太
Ryuta Nakamori
石田 一貴
Kazuki Ishida
ジェームス・グレイソン
James Grayson
福山 竜斗
Ryuto Fukuyama
トニシオ・バイフ
Tonisio Vaihu
カーティス・ロナ
Curtis Rona
マット・ヴァエガ
Matt Vaega
奈良 望
Nozomi Nara
チャーリー・ローレンス
Charlie Lawrence
杉浦 拓実
Takumi Sugiura
岩下 丈一郎
Joichiro Iwashita
三島 琳久
Riku Mishima
ベン・ポルトリッジ
Ben Paltridge
タウモハパイ ホネティ
Honeti Taumohaapai
アライアサ 空ローランド
Sora Roland Alaia'sa
加島 DJ
Dj Kashima
中井 健人
Kento Nakai
奥平 湧
Yu Okudaira
吉本 匠希
Shoki Yoshimoto
TJ・ヴァエガ
Tj Vaega
小泉 怜史
Satoshi Koizumi
細田 隼都
Hayato Hosoda
リンディ 真ダニエル
Makoto Daniel Linde
カート=リー・アレンゼ
Kurt-lee Arendse
エピネリ・ウルイヴァイティ
Epineri Uluiviti
写真提供:©JRLO
積極的な補強を進め、上位進出を狙う緑の「猪軍団」
リーグワン元年はディビジョン2からのスタートとなった三菱重工相模原ダイナボーズだが、1年でのディビジョン1昇格を果たし、一昨季は10位、昨季は入替戦を回避するなど、毎年成長を遂げている。
リーグワンとなり、チーム名にもともと『相模原』が入っていたため、そのまま「三菱重工相模原ダイナボアーズ」となった。『ダイナボアーズ』はダイナミック(活動的な)とボアー(猪)の造語である。ホストエリアは神奈川県相模原市と神奈川県全体とし、ホストスタジアムは相模原麻溝公園内にある『相模原ギオンスタジアム』を使用している。
ディビジョン1で、2シーズン目の戦いとなった昨季は、ディフェンスコーチからHC(ヘッドコーチ)に昇格したグレン・ディレーニーが指揮を執り、開幕連勝を果たしたが、その後は黒星が続いた。それでも前年度優勝のクボタスピアーズ船橋・東京ベイに勝利するなど、力を付けていることを証明して、6勝(10敗)を挙げて9位となり、入替戦を回避した。
今季も引き続いてディレーニーHCが指揮を執り、アシスタントコーチ陣は元オールブラックスのベン・フランクス、イーリ ニコラス、ジョー・マドック、阿久田健策、小林訓也ら脇を固める。リーダー陣は昨季と変わらず、キャプテンがSH(スクラムハーフ)岩村昂太、副将はFL(フランカー)鶴谷昌隆が務める。
FW(フォワード)は、PR(プロップ)にはキャップホルダーの知念雄、細田隼都、石井智亮、森本潤、坂本駿介、蜂谷元紹、シンクル寛造、HO(フッカー)には40歳の大ベテラン安江祥光を始め、宮里侑樹らいた。そして今季はフロントローを強化する目的でPR安昌豪、PR津嘉山廉人(ともに元横浜来やンイーグルス)、HO李承爀(元三重ホンダヒート)が加わり、一気に層が増した。
LO(ロック)は身長195cmのリンディー真ダニエル、クラブ初の日本代表キャップホルダーとなった身長198cmのエピネリ・ウルイヴァイティ、身長203cmのウォルト・スティーンカンプ、中川真生哉、FL/NO8(ナンバーエイト)には、LOでもプレー可能な元オールブラックスのジャクソン・ヘモポ、マリノ・ミカエリ=トゥウ、タックラーとして名高いFL坂本侑翼、佐藤弘樹、吉田杏らがいる。
BK(バックス)のハーフ団はSH岩村キャプテン以外にも、SO(スタンドオフ)としてプレー可能なSH ジャック・ストラトン、中森隆太、日本代表にも参加したSO/FB(フルバック)石田一貴、イングランド出身のSOジェームス・グレイソンらがいる。
CTB(センター)には突破力が武器でオーストラリア代表3キャップのCTB/WTB(ウイング)カーティス・ロナや、杉浦拓実、岩下丈一郎、奈良望、トニシオ・バイフ、マット・ヴァエガらがいたが、さらにスキル、ランに長けたチャーリー・ローレンス(トヨタヴェルブリッツ)、東京生まれで豪州育ちのダウリング タイも加わった。
バックスリーにはベン・ポルトリッジ、アライアサ空ローランド、タウモハパイ ホネティ、TJ・ヴァエガ、福山竜斗、中井健人、左足のキックも武器の小泉怜史、パリ五輪に出場した奥平湧ら、決定力の高い選手がそろう。さらに南アフリカ代表22キャップのWTB/FBカートリー・アレンゼが加わり、バックスリーの層は一気に増した。
また、大卒新人ではL0松本光貴(明治大学)、NO8佐川奨茉(日本大学)、FB吉本匠希(立命館大学)が加わっている。
「ラグビーを通じて、すべての人々と、夢と感動をわかちあう」ことをチームミッションに掲げており、今シーズンのスローガンは「心燃える瞬間を -DYNA IMPACT-」と定めた。
選手たちが懸命にプレーする姿含め、ダイナボアーズに関わる全てから「心燃える瞬間を」感じていただくことを目指す想いは変わらずに持ちつつ、さらなる成長で結果による『強い衝撃』を世の中に与えることを布告する『DYNA IMPACT(ダイナインパクト)』という言葉を新たに加えたという。
新ジャージには相模原市とダイナボアーズのカラーである緑を軸に、力強い上昇のエネルギーと未来への躍動感をダイナミックなラインで表現した。『DYNA IMPACT』を世に与えるべく、進化を目指すダイナボアーズ全員の意思を象徴するとともに、市民の誇りを高め、相模原市の未来への希望と成長を体現することを目指したデザインとなった。
昨シーズンはアタックにも注力しトライが倍増、今季も夏からハードワークを続けている。3シーズン目を迎えるディレーニーHCは「もっとトライを多く取るエキサイティングなラグビーをしたい」。
「もちろん、ディフェンスも強化しつつ、バランスをとりながらインパクトを残してくれる選手も入ってくれたので、トライ取りたい。リーグワンで真ん中に行くチームになりたいので、今までやったことを変えて進化しないといけない」と意気込んだ。
ダイナメイトやウリボアーズ、そして相模原市を中心とした「全緑応援」を背に、リーグワンで確かな地位を得つつあるダイナボアーズ。今季は南アフリカ代表のエースも加わり、上位チームから白星を重ねるインパクトを与えて、一気にステップアップしたい。
TEXT:斉藤健仁