ダウンフォース
ダウンフォースとは?
走行する自動車の車体を路面に押し付ける空力学的な力。コース旋回時には遠心力によってマシンがコーナー外側へと押し出される。これに加えて、高速走行の際にはマシンの下部に空気が吹き混んでくるためクルマが浮いてしまい、タイヤが路面と接地せずグリップを失ってしまう。これを防ぐためにダウンフォースを利用してマシンを地面に押し付ける。空力開発が凍結されているSUPERGTの場合、リヤウイングの角度を変えたり、クルマの傾きを調整することでコントロールしていく。また、ドライバーによっても好みのバランスは異なり、MOTUL AUTECH Zをドライブする松田次生選手は「リヤがあった方が安定するので、リヤが60で、前が40くらいのバランスが理想。逆にフロントが60だとブレーキングしたときにダウンフォースが抜けてしまって、コマみたいに回ってしまう。リヤがあった方が安心して突っ込めるし、踏んでいける」と話す。
GTV2021 〜SUPER GT トークバラエティ〜 (配信日:2021/05/25)
0:55:ダウンフォースとは?(解説:TGR TEAM au TOM'S 東條力チーフエンジニア)
1:12:ダウンフォースのメリット
2:00:ダウンフォースの調整方法
2:46:3メーカーそれぞれのダウンフォース
3:59:HondaとTOYOTAアプローチの違い(解説:TGR TEAM ZENT CERUMO 田中耕太郎チーフエンジニア)
6:03:ドライバーにとっての理想のダウンフォース(解説:松田次生選手)
6:57:スタジオゲストトーク
坪井翔
山下健太
ダウンフォースを例えるなら「布団」?

独特の感性を持ち、"ヤマケン"の愛称で親しまれるTGR TEAM ENEOS ROOKIE 山下健太選手。自身にとってのダウンフォースの存在を聞かれると「布団みたいなもの」と回答。「夜寝るときに身体の上にある程度の重量物が無いと安心しないじゃないですか。でも、ありすぎると暑苦しい。でも、無いとだめ、みたいな」と、独特の表現でダウンフォースとドライバーの繊細な関係性を表現してみせた。