ブエルタ・ア・エスパーニャ2022

STAGE 10

第10ステージ

エルチェ>アリカンテ

30.9km
8月30日(火)午後10:50 - 深夜1:30
/ J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
時速53km/h前後ハイスピード予測の個人戦
 

コースの特徴

第7ステージ

休息日を明け、大会もほぼ折り返し地点。北部の山で築き上げられた総合の順列を、東海岸で、少し整頓し直す。平坦な個人タイムトライアルで、マイヨ・ロホ争いに、新たな秩序が与えられる。

27年ぶりにブエルタを受け入れるエルチェの、22年前にユネスコ世界遺産に登録された「椰子園」の前から、選手たちは1人ずつ、全長30.9kmのコースへと走り出していく。出走順は前日の総合最下位から降順で、出走間隔は1分。総合上位20名のみは2分間隔のスタートだ。

道は最初から最後までフラットで、しかも長い直線といくつかの直角コーナーで構成されている。つまりは大きなギアを回せるスペシャリスト向け。しかもアリカンテ空港を迂回するように走るコースは、当然ながら周りに遮るものがなにもない荒野で、強い風が吹き抜ける可能性も。海沿いの道を北上する後半も、やはり、風の影響を逃れることは出来ない。

アリカンテの港を横切り、最後は市街地でフィニッシュ。開催委員会の計算によれば、走行タイムは35分程度。つまりは時速53km/h前後で、すさまじいハイスピードレースを予測しているということになるし、当然タイム差も大きくなる可能性がある。

ちなみに東京五輪個人TT金メダリストのプリモシュ・ログリッチは、ブエルタ3連覇中の個人TT区間は全4ステージ(平坦1、起伏2、登坂1)のすべてで優勝をさらっている。特に2019年と2020年は大会半ばの個人TTステージでマイヨ・ロホを手に入れ、そのまま最終日まで決して脱ぐことはなかった。

文:宮本あさか

MAP




      
Difference in height
高低差図
第10ステージ
      
Time schedule
タイムスケジュール
距離 ポイント 現地時間 日本時間
第1走者 最終走者 第1走者 最終走者
0km地点 スタート地点 14:40 16:55 21:40 23:55
10.4km地点 中間計測 14:51 17:06 21:51 23:06
21km地点 中間計測 15:04 17:19 22:04 00:19
30.9km地点 ゴール地点 15:15 17:30 22:15 00:30

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