ブエルタ・ア・エスパーニャ2022

STAGE 11

第11ステージ

エルポソ・アリメンタシオン>カボ・デ・ガタ

191.2km
8月31日(水)午後10:50 - 深夜1:30
/ J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
見渡す限り青い海と白く乾いた大地
 

コースの特徴

第11ステージ

3週間のマイヨ・ロホ争奪戦はちょうど折り返し地点。個人タイムトライアルで全力を尽くした翌日、総合勢は静かな1日を過ごし、オランダでの2日間以来じっと我慢し続けてきたピュアスプリンターたちが、久しぶりに最前線で勝負を挑む。

スタートの正式な自治体名はアルアマ・デ・ムルシアで、スタートラインが引かれるのは……同地に本拠地を構えるエルポソ・アリメンタシオン(いわゆるエルポソ食品会社)の広大な敷地内。2016年大会からブエルタの敢闘賞スポンサーを務め、セラティジット・チャレンジ・バイ・ブエルタ(女性版ブエルタ)のスポンサーでもある同社から、戦いのフラッグは振り下ろされる。

8月最後の日、内陸から海へ。残り112km地点で地中海岸、いわゆる「コスタ・デ・アルメリア」沿いの道に出ると、見渡す限り青い海と白く乾いた大地、そして残り少ない夏の日々を楽しむ海浜客たち。残り85km以降、道は小さなうねりをはらむが、かといってスプリンターたちを悩ませるものではないはずだ。

しばらく地中海のほとりを走ってきたプロトンは、最終盤でカポ・デ・ガタ、つまりガタ岬を東西に横断し、アルメリア湾岸でフィニッシュを争う。残り3.5kmで最後のカーブを曲がったら、あとは海と塩湖に挟まれた真っ平な直線をひたすらもがくのみ!

フィニッシュの目印は、なにもない土地に突き出す白い塔。21世紀初頭は製塩労働者たちの祈りの場であり、その後は岬の外れにぽつんと放置されてきたそうだが、ちょうど10年前に修復されたサリナス教会の前で……最速スプリンターに祝福が与えられる。

文:宮本あさか

MAP




      
Difference in height
高低差図
第11ステージ
      
Time schedule
タイムスケジュール
距離 ポイント 現地時間 日本時間
43km/h 41km/h 39km/h 43km/h 41km/h 39km/h
0km地点 スタート地点 12:51 12:51 12:51 19:51 19:51 19:51
181km地点 中間SP 17:03 17:15 17:29 00:03 00:15 00:29
191.2km地点 ゴール地点 17:17 17:30 17:45 00:17 00:30 00:45

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