コースの特徴
出場23チーム・184選手が、いよいよスタートラインに全員集結。今大会初のラインステージへと走り出す。ピュアスプリンターにとっては脚の見せどころ。「平坦な国」で、2日連続の平坦ステージが待っている。
自転車界の女王、マリアンヌ・フォスの生まれ故郷スヘルトーヘンボスで、スタートフラッグが振り下ろされると、前半80kmは、まさしく「ど」がつくほどの平坦な道を突き進む。今大会の逃げ第1号を見送った後は、静かに、スプリンターチームが集団制御を始めるはずだ。
地形的な難所は存在しない。残り70km地点の小さな小さな4級山岳(登坂距離2.1km、平均勾配2.4%)で、今大会最初の山岳ジャージを決めるだけ。ただしオランダは「風車の国」でもある。この日の沿道上にも昔ながらの風車が点在し、時に強風が吹きつける可能性があることを教えてくれる。世界屈指の「自転車の国」はまた、中央分離帯や縁石の多さでも知られ、プロトンの高速走行は時に落車を引き起こす。
しかも残り7km前後から、9回もの方向転換が連続して襲いかかる。ステージ勝利を狙うチームはもちろん、総合系チームも、絶対に落車・分断は避けねばならない。ラスト1.5kmはほんの緩やかにカーブした一本道。フィニッシュラインは、ユトレヒト大学キャンパス内に引かれる。
文:宮本あさか
Difference in height
高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
46km/h | 44km/h | 42km/h | 46km/h | 44km/h | 42km/h | ||
0km地点 | スタート地点 | 13:32 | 13:32 | 13:32 | 20:32 | 20:32 | 20:32 |
105.1km地点 | 4級山岳 | 15:49 | 15:55 | 16:02 | 22:49 | 22:55 | 23:02 |
158.3km地点 | 中間SP | 16:58 | 17:07 | 17:18 | 23:58 | 00:07 | 00:18 |
175.1km地点 | ゴール地点 | 17:20 | 17:30 | 17:42 | 00:20 | 00:30 | 00:42 |