ブエルタ・ア・エスパーニャ2023

STAGE 15

第15ステージ

パンプローナ>レクンベリ

158.3 km
9月10日(日)午後9:50 - 深夜1:20
/ J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
全長7.3kmの2級スアララテが勝負の鍵を握る

コースの特徴

コースマップ

ダウンヒラーにとっては待ちに待ったチャンス。山頂フィニッシュが全部で9回も詰め込まれた2023年大会において、下りフィニッシュはほとんど見当たらない。猛スピードで山を駆け下りた直後に、両手を挙げられるのは、ただセンスとテクニックと勇気を兼ね備えた選手だけ。

2020年第2ステージと、スタート地&フィニッシュ地はまったく同じ。3年前もプロトンはパンプローナから走り出し、レクンベリで勝負を争った。コロナ禍中だった3年前とは違って、日曜日の沿道は、きっとたくさんの観客で賑わうに違いない。ただコース自体は同じではない。前回は異なる3つの山を巡ったが、今回は序盤60kmでたっぷりと無名のアップダウンをこなしてから、3級リサラガと2級スアララテ×2回登坂の組み合わせ。最終盤は約30kmほどの大きな輪を1周半描く、いわゆる周回コース仕立てだ。

つまり2級スアララテが勝負の鍵を握る。上りは全長7.3kmで、平均勾配は4.8%。3年前にマルク・ソレルが下りアタックで独走勝利を決めた1級峠(9.5km、7.9%)に比べれば、パンチは少々弱いかもしれない。肝心の下りも全長約7kmで、勾配はマイナス3.5%前後。ただ下りはほとんど直線に近く、コーナーはまばらにしか存在しないから……恐ろしいほどスピードが出る可能性がある!

2度のアップヒルとダウンヒルをめまぐるしくこなしたら、ラスト約1.5kmは平地基調。翌日は待ちに待った2回目の休息日。明日のことなど気にせず、あとはフィニッシュラインまで全力で駆け抜けるだけだ。

文:宮本あさか


MAP





Difference in height
高低差図
高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
距離 ポイント 現地時間 日本時間
42 km/h 40 km/h 38 km/h 42 km/h 40 km/h 38 km/h
0 km地点 スタート 13:33 13:33 13:33 20:33 20:33 20:33
79.8 km地点 3級山岳 15:27 15:32 15:39 22:27 22:32 22:39
120.3 km地点 2級山岳 16:24 16:33 16:42 23:24 23:33 23:42
142.3 km地点 中間SP 16:55 17:05 17:16 23:55 00:05 00:16
149.8 km地点 2級山岳
ボーナスタイム
17:07 17:17 17:29 00:07 00:17 00:29
158.3 km地点 フィニッシュ 17:19 17:30 17:42 00:19 00:30 00:42

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