ブエルタ・ア・エスパーニャ2023

STAGE 13

第13ステージ

フォルミガル(ウエスカ・ラ・マヒア)>コル・デュ・ツールマレー(フランス)

134.7 km
9月8日(金)午後8:40 - 深夜1:20
/ J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
134.7kmの短距離ステージ獲得標高4020m

コースの特徴

コースマップ

極めて重要な週末がやってきた。難関山頂フィニッシュ2連戦。しかも1日目のこの日は、ピレネーの巨人にしてツール・ド・フランスの伝説峠、ツールマレーがブエルタ一行の前に立ちはだかる。マイヨ・ロホ争いが激しく燃え上がる。

本当なら2020年大会の第6ステージで、ツールマレーに足を伸ばす予定だった。しかし当時はコロナ禍の真っ只中。フランス行きを急遽断念し、国境のほんの数キロ手前のフォルミガルでステージは締めくくられた。そのフォルミガルから、改めて、スペイン一周のプロトンはツールマレーを目指す。

スタートと同時に3級登坂開始(登坂距離4.4km、平均勾配5.4%)。プエルト・デ・ポルタレは、山頂で、コル・ド・プルタレに変わる。フランス入国以降は、ひたすら長距離の下りと、長距離の上りの繰り返し。わずか134.7kmという短距離ステージながら、累積獲得標高は4020mにも至るのだ。ツールでおなじみの巨大峠巡りでもある。超級オービスク(16.5km、7.1%、最大13%)、1級スパンデル(10.3km、8.3%、15%)の連続登坂は、まさに昨年のツール第18ステージでも使用された。

ラスト35kmはほぼ登りっぱなし。じわじわと道は険しさを増していき、残り18.9km、いよいよ本物の山道に突入する。今回使用されるのはリュズ・サン・ソヴール側。つまりは今年の男女ツールで用いられたモンジ側とは反対側の……2019年ツールでティボー・ピノが勝ち取った側からアタックする。こちらのほうが登坂距離はわずかに長く、全長は18.9km。平均勾配はほぼ同じ7.4%ながら、麓から延々と急勾配が続く。なにより山頂間際が最もきついのが最大の特徴で、フィニッシュ手前に13%ゾーンも待ち受ける!

標高2115mのツールマレー山頂は、今ブエルタの最高標高地点。ツールなら元開催委員長を記念する「ジャック・ゴデ賞」がもれなくついてくるが、今年のブエルタでは、元選手の名を冠した「アルベルト・フェルナンデス賞」がかけられた。区間勝者には他のどこよりも多い山岳ポイントと、特別賞金が与えられる。

文:宮本あさか


MAP





Difference in height
高低差図
高低差図
Detail
詳細
山岳詳細  山岳詳細  山岳詳細 
Time schedule
タイムスケジュール
距離 ポイント 現地時間 日本時間
40 km/h 38 km/h 36 km/h 40 km/h 38 km/h 36 km/h
0 km地点 スタート 13:58 13:58 13:58 20:58 20:58 20:58
4.4 km地点 3級山岳 14:04 14:04 14:05 21:04 21:04 21:05
48.7 km地点 超級山岳 15:11 15:14 15:19 22:11 22:14 22:19
82.0 km地点 1級山岳
ボーナスタイム
16:01 16:07 16:14 23:01 23:07 23:14
103.7 km地点 中間SP 16:33 16:41 16:50 23:33 23:41 23:50
134.7 km地点 超級山岳
フィニッシュ
17:20 17:30 17:42 00:20 00:30 00:42

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