ブエルタ・ア・エスパーニャ2023

STAGE 03

第3ステージ

スリア>アリンサ.ルアンドラ

158.5 km
8月28日(月)午後9:50 - 深夜1:20
/ J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
ピレネー山脈の小国アンドラで難関山頂フィニッシュ

コースの特徴

第3ステージコースマップ

2023年ブエルタは容赦しない。開幕してたったの3日目に、いきなり難関山頂フィニッシュが組み込まれた。しかも、たどり着く先は、ほぼ標高2000m。3週間後の栄光を追い求める者たちは、早くもトップギアに切り替えねばならない。

目指すはピレネー山脈の小国アンドラ。ブエルタはもちろん、ツールでもおなじみの山国へ入るまでは、これといった難所は登場しない。それでもカステルタヤ山塊の麓から走り出すステージ前半は、小さなアップダウンには事欠かないし、カルダネー川のほとりを走る道は、幾多のうねりもはらむ。50kmほど進んだ先で進路を北に取った後も、じわり、じわり、と少しずつ標高を上げていく。

107.1km地点で国境を越えたら、あとはひたすら高山の戦いへとまっしぐら。延々30kmかけて山を上る途中の、標高1000mを超えた先に中間スプリントが待ち受けているのは、まさにブエルタならではと言うべきか。その長い山道の終わりに、1級オルディノ峠(登坂距離8.9km)に差し掛かると、勾配は一時7%台へと跳ね上がる。標高1980mまで上り詰めた果ての、酸素の薄い山頂には、ボーナスタイムもかけられている。

ヘアピンカーブ多発の長い下りを挟み、改めて上りへ。スキーリゾートとして名高い1級アリンサルで、史上初めてブエルタの区間フィニッシュが争われる。全長8.3km・平均勾配7.7%の山道は、登れば登るほど険しさは増していく。中でも山頂まで4kmを切ると、10%前後の難勾配が延々2kmにわたり続く。最大13%ゾーンもあちこちに散らばる。

勝負が決するのは標高1914mの山の上。幾多の尾根を見下ろすように、あたりには雄大な景色が広がり、真の山男がゆうゆうとマイヨ・ロホを身にまとうことだろう。ただし、これは全部で6回登場する難関山頂フィニッシュの、いまだ1つ目に過ぎない。

文:宮本あさか


MAP





Difference in height
高低差図
第3ステージ高低差図
Detail
詳細
第3ステージ山岳詳細  第3ステージ山岳詳細
Time schedule
タイムスケジュール
距離 ポイント 現地時間 日本時間
41 km/h 39 km/h 37 km/h 41 km/h 39 km/h 37 km/h
0 km地点 スタート 13:27 13:27 13:27 20:27 20:27 20:27
117.0 km地点 中間SP 16:18 16:27 16:36 23:18 23:27 23:36
137.1 km地点 1級山岳
ボーナスタイム
16:47 16:57 17:09 23:47 23:57 00:09
158.5 km地点 1級山岳
フィニッシュ
17:18 17:30 17:44 00:18 00:30 00:44

一覧ページへ戻る

SHARE

  • Facebook
  • LINE
  • Twitter