ブエルタ・ア・エスパーニャ2023

STAGE 02

第2ステージ

マタロ>バルセロナ

181.8 km
8月27日(日)午後9:50 - 深夜1:20
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モンジュイックの丘でラインレース初日の勝敗を決める

コースの特徴

第2ステージコースマップ

176選手で構成されるプロトンに、のんびりしている暇などない。フィニッシュの手前には、小さいけれど、爆発的な激坂が待ち受ける。大会2日目にして早くも、有力勢の登坂力が試される。

ミニ・ボルタ・カタルーニャ。スペイン一周では初登場ながら、カタルーニャ一周ではおなじみ地中海岸の少都市マタロから、今大会初のラインステージへと走り出す。直後に、まるで山のとびきり多い3週間を予感させるかのように、いきなり3級峠(全長6.6km・平均勾配4.5%)が立ちはだかる。大会初の「逃げ」が形成され、大会初の「山岳ジャージ争い」を繰り広げるに違いない。スタートから約65km地点には、2級峠(12.1km、3.9%)も顔を出す。

ただし本格的な争いが勃発するのは、フィニッシュまで残り10kmを切る頃。前日のステージ地バルセロナに再び帰り着き……世界的には1929年万博や1992年五輪の会場として知られ、自転車界にとっては数々の勝負を演出してきた土地へと走り込む。舞台はずばりモンジュイックの丘!

特にカタルーニャ一周では、最終日の周回コースでおなじみの丘だ。3級カステル・デ・モンジュイック(モンジュイック城)の坂道は、わずか900mと短いものの(実際は2.5kmにわたり上り基調)、平均勾配は9.4%ととびきり厳しく、最大19%にまで達する。てっぺんには山岳ポイントだけでなく、ボーナスタイム(6秒、4秒、2秒)も配分されるから、総合エースたちにも全力で駆け上がる理由がある。

残り3.6km地点で3級山岳をこなした後は、細かいカーブの連なる下りも待っている。そして最後は再び上り基調。オリンピックスタジアム前に引かれたフィニッシュラインまで、目まぐるしい戦いは終わらない。

文:宮本あさか


MAP





Difference in height
高低差図
第2ステージ高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
距離 ポイント 現地時間 日本時間
44 km/h 42 km/h 40 km/h 44 km/h 42 km/h 40 km/h
0 km地点 スタート 13:11 13:11 13:11 20:11 20:11 20:11
7.6 km地点 3級山岳 13:21 13:21 13:22 20:21 20:21 20:22
66.3 km地点 2級山岳 14:41 14:45 14:50 21:41 21:45 21:50
163.0 km地点 中間SP 16:53 17:03 17:15 23:53 00:03 00:15
178.0 km地点 3級山岳
ボーナスタイム
17:13 17:25 17:38 00:13 00:25 00:38
181.8 km地点 フィニッシュ 17:18 17:30 17:43 00:18 00:30 00:43

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