ツール・ド・フランス2026

STAGE 20

第20ステージ

ル・ブール・ドワザン>アルプ・デュエズ

170.9 km
7月25日(土)午後8:00 - 深夜1:00
J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後6:05 - 深夜1:30
J SPORTSオンデマンド限定
【60分 de ツール】7月26日(日)午後2:15 - 午後3:15/J SPORTS 1J SPORTSオンデマンド
パリ到着の24時間前、ツールは最大のクライマックスを迎える

コースの特徴

コースマップ

19日間かけて築き上げられてきた総合の序列が、1日でひっくり返ってしまうかもしれない。そんな可能性を秘めたクイーンステージが、最終日前日に待ち構える。累積獲得標高は5450m。アルプスを代表する伝統峠を越え、未知の超級峠に遭遇し、アルプ・デュエズを裏側から駆け上がる。パリ到着の24時間前、ツールは最大のクライマックスを迎える。

大きな上りと長い下りしかない。普段は21のヘアピンカーブの登坂口となるル・ブール・ドワザンを出発すると、今回は超級山岳クロワ・ド・フェールを目指す。全長24kmとうんざりするほど長い山道には、9〜11%の激勾配ゾーンもあちこちに散りばめられている。

30km近いダウンヒルを終えたら、休む間もなく、1級山岳テレグラフと超級山岳ガリビエの連続登坂へ突き進む。前者は11.9km・7.1%、後者は17.7km・6.9%。ただ1911年にそろって初めてツールに登場して以来、幾度となくセットで使われてきた両峠は、むしろ35kmを超える一本の長い上り。その間にあるのは、わずか5kmほどの下りだけ。薄い酸素の中でもがき続けた先には、大会最高標高2642mの頂が待っている。山頂には大会創始者を記念する「アンリ・デグランジュ賞」が懸けられ、先頭通過者の勇気を称える。

このガリビエこそが、アルプスで最も登坂されてきた峠であり、今回で65回目を数える。数々の伝説が生まれ、現代のツールの物語においても、極めて重要な位置を占める。例えば2022年は当時ユンボ・ヴィスマが凄まじい波状攻撃を敢行。マイヨ・ジョーヌのポガチャルを徹底的に揺さぶり、1日の終わりにジャージをむしり取った。逆に2024年4日目は反対側からガリビエを越え、今度はポガチャルが山頂間際でアタック。そのままマイヨ・ジョーヌを獲得すると、パリまで一度も手放さなかった。

そんな巨人から35kmのダウンヒルを終えると、真新しい物語の舞台が現れる。超級山岳サレンヌへの、未知のルートからの登坂──。

実は2013年の第100回大会で一度だけ、アルプ・デュエズ側からサレンヌを越えたことがある。当時、安全面での配慮から、道幅の狭い下り区間は無観客で実施された。その下りが、今年2026年、超級山岳に姿を変える。全長12.8km、平均勾配7.3%。山頂間際に3kmにわたり10%前後の急勾配が続き、3週間の終わりの疲弊した脚に、最後の試練を突きつける。

フィナーレは東側からアルプ・デュエズへ。ラスト3.5kmで表側のルートへ合流し、21のヘアピンカーブのうち最後の3つをこなして、栄光のフィニッシュへ飛び込む。マイヨ・ジョーヌ争いのサスペンスも、ついに幕を閉じる。黄色い王者を抱いた一行は、630kmの大移動を経て、翌日パリのシャンゼリゼへと凱旋を果たす。

文:宮本あさか


MAP



Difference in height
高低差図
高低差図
Detail
詳細
詳細 詳細 詳細
Sporting stakes
各種ポイント
各種ポイント
Time schedule
タイムスケジュール
残り距離 ポイント 現地時間 日本時間
36 km/h 34 km/h 32 km/h 46 km/h 34 km/h 32 km/h
170.9 km オフィシャル
スタート
11:30 11:30 11:30 18:30 18:30 18:30
137.2 km 超級山岳 12:38 12:44 12:49 19:38 19:44 19:49
104.4 km 中間SP 13:16 13:23 13:30 20:16 20:23 20:30
83.3 km 1級山岳 13:56 14:07 14:17 20:56 21:07 21:17
60.4 km 超級山岳 14:43 14:57 15:11 21:43 21:57 22:11
14.4 km 超級山岳 15:51 16:08 16:28 22:51 23:08 23:28
0.0 km フィニッシュ 16:11 16:29 16:50 23:11 23:29 23:50

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