コースの特徴
大会最後の難関山岳3連戦を前に、平地巧者たちにわずかな希望の時間が与えられる。ただし、コースプロファイルに「平坦」と記されていても、実際の道はフラットにはほど遠い。追う側と追われる側がぎりぎりの綱引きを最後まで繰り広げる──そんな展開を演出するためのステージなのかもしれない。
シャンベリーを起点に東側へ大きく一周回するステージ前半は、むしろアップダウンに満ちている。西アルプスのボージュ山地を駆け巡り、最初の60kmだけで等級のつく山岳が次々と4つも現れる。集団をコントロールするのは決して容易ではない。しかも平均勾配はいずれも5%〜6%台後半と、3週目を迎えたピュアスプリンターたちの疲れた脚にとってはまるで優しい数字ではない。
67.7km地点で改めてシャンベリーを通過すると、プロトンは今度は西へと進路を変える。シャルトルーズ山地の裾野をなぞるように進む道にも、やはり大小の起伏が待ち受ける。ステージ中盤には勾配3%弱の上りが12km以上もじわじわと続くし、終盤にも30kmを超える緩やかな上り基調。
さらにフィニッシュ手前約6kmには、全長2.6km、平均勾配4%の短い上りが潜む。直前の下りから勢いよく飛び込むレイアウトだけに、ここでアタックがかかり、集団が大きくかき乱される危険性も。
フィニッシュ地のヴォワロンはツール初登場ながら、実は昨秋のブエルタ第4ステージで、大集団スプリントの舞台を務めている。あの日は大本命フィリプセンを蹴散らし、ベン・ターナーが区間を制した。しかし今回は、フィニッシュへ向かうルートも、フィニッシュラインが引かれる道も当時とは異なる。
今回はラスト1kmに、3つの直角カーブが待ち受ける。ロングストレートは350m。今大会最後の大集団スプリントとなる可能性もあるだけに、スプリンターたちは一瞬の隙も許されない。
文:宮本あさか
| 残り距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 47 km/h | 45 km/h | 43 km/h | 47 km/h | 45 km/h | 43 km/h | ||
| 174.7 km | オフィシャル スタート |
13:35 | 13:35 | 13:35 | 20:35 | 20:35 | 20:35 |
| 155.5 km | 4級山岳 | 13:59 | 14:00 | 14:01 | 20:59 | 21:00 | 21:01 |
| 139.2 km | 4級山岳 | 14:21 | 14:23 | 14:25 | 21:21 | 21:23 | 21:25 |
| 125.1 km | 3級山岳 | 14:39 | 14:42 | 14:45 | 21:39 | 21:42 | 21:45 |
| 115.2 km | 4級山岳 | 14:50 | 14:54 | 14:58 | 21:50 | 21:54 | 21:58 |
| 27.2 km | 中間SP | 16:43 | 16:51 | 17:01 | 23:43 | 23:51 | 00:01 |
| 0.0 km | フィニッシュ | 17:18 | 17:28 | 17:39 | 00:18 | 00:28 | 00:39 |
