コースの特徴
ヴォージュ山地が舞台のアップダウン大戦。ヴォージュ最高峰、ツール最古の本格山岳、そして今大会初登場という3峠が、上りでも下りでも絶えずレースを揺さぶり、動きのあるバトルを演出するに違いない。
100年前の第1ステージでフィニッシュ地を務めたミュルーズが、この日はプロトンを戦いへ送り出す。グランデパールを2度迎えたこともあるフランス東部の大都市から、近年は2回連続でプランシュ・デ・ベルフィーユへ向かったが、今回は未知の激坂へと進路を取る。
まずは1級山岳グラン・バロンの、全長21.5kmという長い上りへ。平均勾配は4.8%に過ぎないが、実は中盤の緩斜面が数字を押し下げているだけ。序盤8kmは6〜8%が続き、山頂までの最終6.6kmは、7%後半から8%後半へと厳しさを増す。
標高1336mの頂を超えたら、43.9km地点でフィニッシュ地点を一度通過。そこから西へ大きく周回しながら、ヴォージュのうねる山並みを巡る。
1905年にツール初登場を果たした1級山岳バロン・ダルザス(8.9km、6.9%)は、前日同様、北側から攻める。下りは序盤こそ同じだが、ヘアピン地帯に入る前に東側へと抜け出す。目指すはステージ最大の見せ場。2026年がツールデビューとなる、1級山岳コル・デュ・アーグへ!
この山の全長11.2km・平均7.3%の上りにも、中盤に下りが挟み込まれている。前半の約4kmは8.7%の急勾配で、特に最終1kmは10%を超える。一方の後半約6kmは、8〜10%弱で始まり、5%台まで緩んだあと再び勾配を上げ、ラスト1kmは9.5%前後まで跳ね上がる。ちなみにこの後半区間は、かつては荒れた林の小径だったという。しかし2022年に舗装され、自転車専用路として生まれ変わった。自治体はすぐさまツール開催委員会へ存在をアピールし、その思いが早くも今大会で実を結んだ。
山頂からフィニッシュまでは5.9km。高台を駆け、ル・マルクシュタインのスキーリゾートへ向かう。3年前にポガチャルがマイヨ・ブラン姿で最後のステージ優勝を飾った時とは、逆方向からのアプローチ。つまり2022年、ファンフルーテンが39歳で第1回女子ツール総合優勝を決定づけた、あのルートをたどって栄光を目指す。
文:宮本あさか
| 残り距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 40 km/h | 38 km/h | 36 km/h | 40 km/h | 38 km/h | 36 km/h | ||
| 155.3 km | オフィシャル スタート |
13:30 | 13:30 | 13:30 | 20:30 | 20:30 | 20:30 |
| 142.7 km | 中間SP | 13:45 | 13:46 | 13:47 | 20:45 | 20:46 | 20:47 |
| 118.7 km | 1級山岳 | 14:35 | 14:39 | 14:44 | 21:35 | 21:39 | 21:44 |
| 84.0 km | 2級山岳 | 15:22 | 15:29 | 15:36 | 22:22 | 22:29 | 22:36 |
| 60.9 km | 1級山岳 | 15:57 | 16:06 | 16:17 | 22:57 | 23:06 | 23:17 |
| 5.9 km | 1級山岳 | 17:17 | 17:30 | 17:44 | 00:17 | 00:30 | 00:44 |
| 0.0 km | フィニッシュ | 17:24 | 17:38 | 17:52 | 00:24 | 00:38 | 00:52 |
