コースの特徴
いかにも中央山塊らしい、細かい起伏たっぷりの消耗戦。クラシックを思わせる地形が、アタッカーたちの闘争心をかきたてる。しかも翌日は今大会最初の休息日。逃げ屋たちにとっては、力を出し惜しみする理由などひとつもない。
コレーズ県でステージが開催されるのは6年ぶりで、スタート地もフィニッシュ地もツール初登場。8月のツール・デュ・リムザンでは定番の地域で、とりわけフランス勢にとっては、見慣れた道が続くはずだ。
「悲惨な死」という不吉な意味のマルモールを発つと、あとはうんざりするほどアップダウンの繰り返し。序盤から等級のつかない短い急坂が次々と現れ、激しい飛び出し合戦を誘発するだろう。
走行距離が75kmを超えるころ、いよいよ本格的な山岳戦へと移行する。行く手に立ちはだかる4つの山岳は、決して「難関」と呼べるものではない。等級はいずれも2級以下で、登坂距離は最長でも4.8km。ただ4つのうち3つが平均勾配7%台と、パンチ力を求める鋭い上りだ。
中でも最難関は2級山岳シュック・オ・メ(3.8km、7.7%)。上り序盤には10%超のゾーンが500mほど続き、その先にも800mにわたって10〜13%の激勾配が現れる。2020年大会で初めて使用された際には、ヒルシがここでアタックを決め、そのまま独走勝利をもぎ取った。もっとも6年前は、頂上はフィニッシュ手前26kmに設定されていた。今年はシュック・オ・メを終えても、いまだ80km以上も戦いは残されている。
むしろ勝利への発射台となるのは、残り24.5kmの4級山岳モン・ベスーかもしれない。約20km続くミルヴァッシュ高原の緩やかな上りの先に、全長900m・平均勾配7.3%の急坂が待ち受ける。
山頂から急降下した先でも、小さな起伏は繰り返される。最後まで気力で踏み抜かねばならない。フィニッシュ地ユセルでのラスト800mもまた、勾配4.5%の上り坂だ。
文:宮本あさか
※猛暑赤色警報の指定によりコースが30km短縮になりました
| 残り距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 46 km/h | 44 km/h | 42 km/h | 46 km/h | 44 km/h | 42 km/h | ||
| 185.5 km | オフィシャル スタート |
13:45 | 13:45 | 13:45 | 20:45 | 20:45 | 20:45 |
| 140.6 km | 中間SP | 14:43 | 14:46 | 14:49 | 21:43 | 21:46 | 21:49 |
| 108.5 km | 3級山岳 | 15:25 | 15:30 | 15:35 | 22:25 | 22:30 | 22:35 |
| 80.5 km | 2級山岳 | 16:02 | 16:08 | 16:15 | 23:02 | 23:08 | 23:15 |
| 56.1 km | 3級山岳 | 16:34 | 16:41 | 16:50 | 23:34 | 23:41 | 23:50 |
| 24.5 km | 4級山岳 | 17:15 | 17:25 | 17:35 | 00:15 | 00:25 | 00:35 |
| 0.0 km | フィニッシュ | 17:47 | 17:58 | 18:10 | 00:47 | 00:58 | 01:10 |
