コースの特徴
「ピュア」スプリンターにとって、ようやく全力でもがくチャンスがやってくる。大会5日目まで大集団スプリント向きのコースが用意されなかったのは、少なくとも21世紀のツールでは初めてのこと。本格的なマイヨ・ヴェール争いも、ここからいよいよ始まる。
ピレネーの玄関口、ラヌムザンからプロトンは走り出す。この町をスタートした過去5回のステージのうち、実に3回がプラトー・ド・ベイユでの山頂フィニッシュだった。今回は南側の山地には向かわず、北西に広がる平野部を巡る。
もっともコースは、完璧にフラットなわけではない。特に残り44.8kmの中間ポイントの先では、わずか15kmの間に3つの短い上りが連続する。等級がつけられているのは3つ目の3級バレイ(登坂距離1km、平均勾配8.8%)だけだが、手前の2つも、決して侮れない急坂だ。
バレイを越えれば、フィニッシュまでは残り25.6km。しばらく細かな起伏は続くものの、ラスト約10kmで、道はほぼ完全に平坦になる。
1日を締めくくるのは、やはりピレネーの要衝として名高いポー。2015年にはツール屋外博物館「ツール・デ・ジェアン」を開設し、2019年にはマイヨ・ジョーヌ誕生100周年を祝うステージを執り行ったこの町が、黄色い一行を迎え入れるのは、なんと史上77回目!
2017年キッテル、2018年デマール、2024年フィリプセン──近年も名だたるスプリンターたちが、ポーで勝利を挙げてきた。いずれもラスト4.5kmは今年と完全に同じレイアウトで、つまり最終ストレートは550m。もちろん長き伝統に則って、フィニッシュラインは市の中心部のヴェルダン広場に引かれる。
文:宮本あさか
Difference in height
高低差図
Detail
詳細
Time schedule
タイムスケジュール
| 残り距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 47 km/h | 45 km/h | 43 km/h | 47 km/h | 45 km/h | 43 km/h | ||
| 158.3 km | オフィシャル スタート |
14:15 | 14:15 | 14:15 | 21:15 | 21:15 | 21:15 |
| 44.8 km | 中間SP | 16:40 | 16:46 | 16:53 | 23:40 | 23:46 | 23:53 |
| 25.6 km | 3級山岳 | 17:04 | 17:12 | 17:20 | 00:04 | 00:12 | 00:20 |
| 0.0 km | フィニッシュ | 17:37 | 17:46 | 17:56 | 00:37 | 00:46 | 00:56 |
