コースの特徴
レースの行方は、まさにプロトン次第。さまざまな可能性に開かれたステージだ。逃げ屋からパンチャー、ダウンヒラー、さらには開幕から3日間耐えてきた「上れる」スプリンターまで、多彩な脚質が勝利を狙う。
ピレネー山頂フィニッシュの翌日。欧州最古の城塞都市カルカッソンヌを出発し、再び一行はピレネーの麓へ戻る。フォワは過去4度ツールの区間勝負を見届け、そのすべてが「逃げ切り」だった。いずれも今回とは地形が大きく異なる。例えば同じカルカッソンヌ〜フォワで争われた2022年大会は、2つの1級峠を越えた果てにユーゴ・ウルが感動的な勝利を飾った。
この日は序盤からいくつか小さな起伏に突き当たる。ツール後のプロクリテで名高い──2010年には我らが新城幸也が両手を挙げた──キアンで中間スプリントを争うと、その直後、コースの難度は一気に増す。
ステージの真ん中には2級山岳クドンがそびえ立つ。10kmを超える長い上りだ。しかも山頂にたどり着いても、すぐには下らない。山道で遅れた者たちに、素早く集団復帰するチャンスは与えられない。20kmほど高台の道を走ってからようやく、短い下りが挟まれる。
その先には2級山岳モンセギュールが待つ。中世の城砦を抱くこの山こそ、本日最大のアタックポイント。公式の登坂距離は6.9kmながら、実質は11km以上も上りっぱなし。また平均勾配は6.6%だが、山頂手前3kmから勾配は7〜8%に、ラスト1kmは8〜9%にも跳ね上がる!
とはいえ、山頂からフィニッシュまでは、いまだ35.2kmと遠い。直後にはスピードの出る下りも控えている。隊列を整え、追走を仕掛けるだけの距離は残されている。
過去2回のフォワ着ステージでは、残り300mにランドアバウトを利用した大胆なUターンが組み込まれていた。しかし今回は、同地点を90度に曲がってフィニッシュ。タイム救済ゾーンが最終5kmに設けられていることからも、岩山の城砦が見下ろす町で、おそらく開催委員会はクレイジーなフィナーレを想定している。
文:宮本あさか
| 残り距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 46 km/h | 44 km/h | 42 km/h | 46 km/h | 44 km/h | 42 km/h | ||
| 181.9 km | オフィシャル スタート |
13:25 | 13:25 | 13:25 | 20:25 | 20:25 | 20:25 |
| 133.7 km | 4級山岳 | 14:25 | 14:28 | 14:31 | 21:25 | 21:28 | 21:31 |
| 117.0 km | 3級山岳 | 14:48 | 14:52 | 14:57 | 21:48 | 21:52 | 21:57 |
| 88.5 km | 中間SP | 15:23 | 15:28 | 15:34 | 22:23 | 22:28 | 22:34 |
| 77.0 km | 2級山岳 | 15:44 | 15:50 | 15:58 | 22:44 | 22:50 | 22:58 |
| 35.2 km | 2級山岳 | 16:41 | 16:50 | 17:01 | 23:41 | 23:50 | 00:01 |
| 0.0 km | フィニッシュ | 17:23 | 17:34 | 17:47 | 00:23 | 00:34 | 00:47 |
