ツール・ド・フランス2021

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セレ>アンドラ・ラ・ベリャ

191.3km
7月11日(日) 午後9:00 - 深夜2:00
/ J SPORTS 4J SPORTSオンデマンド
【現地実況・解説版】ステージ全編 午後7:05 - 深夜2:10 / J SPORTSオンデマンド限定
目指すはピレネー山脈の小国アンドラ

コースの特徴

第15ステージ

今大会で唯一、ツール一行がフランス国外へと走り出る。目指すはピレネー山脈の小国アンドラ。ちなみにフランスからアンドラ入りは自由で、アンドラからフランス入りはワクチン接種済み、もしくは検査陰性であれば認められる(6月15日現在)。

第11日目と同じく、ピカソやブラックが暮らした「キュビズムのメッカ」セレから、ピレネー2日目は幕を明ける。スタート直後に18kmほど上って無印フルトゥ峠を乗り越えたら、素早く足慣らし完了。35km地点過ぎから、いよいよ長く果てしない山道が始まる。なにしろこの日最初の1級モン・ルイの、正式な登坂距離は8.4kmだが..実質は60km近く上り続ける。山頂を過ぎてもまだ10km近く上るというクレイジーさ!

続いて標高との戦いが始まる。一旦谷間に下がって仕切り直した後、再び30kmほどかけて..途中2級ピュイモランスと短い下りを挟みつつ、じわじわと標高を上げていく。標高2089m地点でアンドラに入国し、さらに上って今大会最高標高地点2408mへと到着だ。この1級ポール・ダンヴァリラの頂上には、大会創始者の名を冠したアンリ・デグランジュ賞(5000ユーロ)が設置されている。

もちろん真夏でも標高の高い山々では..特に気象条件が激烈なピレネーでは、濃霧や雹、雷雨の可能性がある。つまりその後の20km以上もの長いダウンヒルは、慎重かつ大胆に攻めねばなららない。ついでに開催委員会は、「激坂」という要素さえ詰め込んだ。最終峠1級ベクサリスは、序盤2kmが11%前後の難勾配。山頂にはボーナスポイントのおまけ付きだ。

アンドラ首都での市街地フィニッシュまでは、約15kmの下り坂。凄まじいヘアピンカーブ続きだから、絶対に最後まで気を抜いてはならない。こうしてすべての苦難をかいくぐったら、翌日は嬉しい2度目の休息日。夜にはサッカー欧州選手権決勝という、ちょっとしたお楽しみも待っている。

文:宮本あさか

MAP




Difference in height
高低差図
第15ステージ
Time schedule
タイムスケジュール
距離 ポイント 現地時間 日本時間
34km/h 36km/h 38km/h 34km/h 36km/h 38km/h
0km地点 スタート地点 12:30 12:30 12:30 19:30 19:30 19:30
66.9km地点 中間スプリント 14:28 14:21 14:15 21:28 21:21 21:15
86.3km地点 1級山岳 15:08 14:59 14:51 22:08 21:59 21:51
133.1km地点 2級山岳 16:28 16:14 16:02 23:28 23:14 23:02
146.7km地点 1級山岳 17:00 16:44 16:30 0:00 23:44 23:30
176.5km地点 ボーナスポイント
1級山岳
17:46 17:27 17:10 0:46 0:27 0:10
191.3km地点 ゴール 18:05 17:46 17:28 1:05 0:46 0:28

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