コースの特徴
1度目の休息日を終え、プロトンはアルプスを大急ぎで抜け出す。1992年冬季五輪開催地アルベールヴィルからスタートを切る時、これまでは必ず山頂フィニッシュで幕を閉じてきたが、今回は完全に様子が異なる。予想されるのは、今大会4度目の大集団スプリントフィニッシュだ。
周囲に点在する小さな山塊の外周を、まるで縁取るようにコースは描かれた。ただステージ前半のシャルトルーズ山塊だけはどまんなかを横切らざるを得ず、そこで4級峠を1つ、起伏含みの中間ポイントを1つ乗り越える。
ステージ後半に等級のつく山岳は皆無。「南仏への入り口」と呼ばれるヴァランスまで、ほぼ平地を突き進むだけ。残り30km前後に無印の上りも待ち構えているが、休息日明けのスプリンターたちをそれほど苦しめることはなさそうだ。おそらく唯一の問題は風で、終盤プロトンが走るローヌ渓谷は、時に南北に強風が吹き抜ける。
ラスト3kmはほぼ完全な一直線ながら、突如ライン手前350mに、ロータリーを利用した右カーブが待ち受ける。高速トレインからの、激しい位置取り合戦が繰り広げられるに違いない。
文:宮本あさか
Difference in height
高低差図
Time schedule
タイムスケジュール
距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
43km/h | 45km/h | 47km/h | 43km/h | 45km/h | 47km/h | ||
0km地点 | スタート地点 | 13:20 | 13:20 | 13:20 | 20:20 | 20:20 | 20:20 |
58.5km地点 | 4級山岳 | 14:42 | 14:38 | 14:35 | 21:42 | 21:38 | 21:35 |
82.3km地点 | 中間スプリント | 15:15 | 15:10 | 15:05 | 22:15 | 22:10 | 22:05 |
190.7km地点 | ゴール | 17:46 | 17:34 | 17:23 | 0:46 | 0:34 | 0:23 |