コースの特徴
10年前の第16ステージ、同じアンダーロのフィニッシュは、激しい展開の果てに、マリア・ローザを含む3人のスプリントで勝負が決した。ただし今回はそこに至るまでのコースが完全に異なる。むしろ非クライマー・非スプリンターのアタッカーにとって、残り少ない大逃げ勝利のチャンス。ジロ特有の「副賞」を狙う選手たちも、3週間の仕上げに取り掛かりたい。
ジロ一行は再びイタリアへ戻る。ジャンニ・モッタのジロ総合制覇50周年を祝し、故郷のカッサーノ・ダッダから、バラ色のプロトンは走り出す。イル・ロンバルディアでおなじみベルガモの、南側を進む序盤55kmは平坦路。高速&長時間の飛び出し合戦が繰り広げられるかもしれない。
ステージ中盤には3級山岳が2つ。イゼオ湖畔から上り始めるパッソ・デイ・トレ・テルミニは、データ上では今ステージ最難関で、8.2kmの山道は平均勾配5.9%、最大10%に達する。続くコッカ・ディ・ロドリーノ(8.2km、4.0%)では、細かく蛇行する下りに注意したい。
その後はイドロ湖畔からキエーゼ渓谷へ。極めて微妙ながらも、実質80km近くもじわじわと上り基調が続く。道中には5.9km・5.2%の起伏も挟まれる。山の上では山岳ポイントの代わりに、なぜか中間ポイントを争う。その後、道幅は急激に狭まり、うねりも増していく。
執拗な上りがそろそろ脚にくるころ、フィニッシュまで約18km、3級山岳アンダーロ・レヴェル(8.3km、3.9%)がやってくる。勝負を挑むなら、上り開始直後か。序盤2.5kmだけなら勾配5.9%と比較的高く、9%ゾーンも潜む。途中にはレッドブルkmポイントも設定される。もう一発仕掛ける必要があるなら、残り10.7kmの山頂間際。勾配は7%台だ。
ヘアピンが連なる短い急降下を経ると、残り3.8km、最後の上りに突き当たる。無印ながら、全長2.3km、平均6.2%、最大8%の立派な坂道。すでに走行距離は200kmに達している。誰もが残る力を振り絞らねばならない。
text:宮本あさか
| 残り距離 | ポイント | 現地時間 | 日本時間 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 43 km/h | 41 km/h | 39 km/h | 43 km/h | 41 km/h | 39 km/h | ||
| 202.0 km | オフィシャル スタート |
12:20 | 12:20 | 12:20 | 19:20 | 19:20 | 19:20 |
| 138.1 km | 3級山岳 | 13:47 | 13:52 | 13:57 | 20:47 | 20:52 | 20:57 |
| 113.9 km | 3級山岳 | 14:25 | 14:32 | 14:40 | 21:25 | 21:32 | 21:40 |
| 58.2 km | 中間SP | 15:42 | 15:52 | 16:04 | 22:42 | 22:52 | 23:04 |
| 15.4 km | レッドブルKM | 16:39 | 16:52 | 17:07 | 23:39 | 23:52 | 00:07 |
| 10.7 km | 3級山岳 | 16:47 | 17:01 | 17:17 | 23:47 | 00:01 | 00:17 |
| 0.0 km | フィニッシュ | 17:01 | 17:16 | 17:32 | 00:01 | 00:16 | 00:32 |
